ちゃおチャオブログ

日々の連続

サイゴンの3日間(1)成田空港。

1年半ぶりの成田空港。見慣れた光景ではあるが、新鮮に映った。

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JALウイングへの連絡橋は、今はシャトルではなく、動く歩道になっている。

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前回旅行した時のベトナムドンは幾らか持っているが、単位が大きすぎて、レートが分からなくなった。

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長い人生の中には。しょうもない旅行、という旅行も稀にはある。殊更そこへ行ってみたい、是非見てみたい、といった、普通旅行前に抱く旅行への憧れとか情熱はなく、丁度プロ野球の最下位チームが、これからどんなに奮起しても上位に食い込むことはできない、兎も角決められたスケジュールに従って、消化試合をしているような感じで、兎も角どこへでも外国へ出てみよう、という消化試合的な動機で、今回サイゴンへ行くことになった。

 

それは何故かというと、自分はJALカードホールダーで、以前からマイレージを貯めていて、1年に一度JALに乗らないと、ボーナスマイレージが得られないからだ。ボーナスポイントは2000マイルだから、かなり大きい。2000マイルと言ったら、東京ーロンドンを往復する以上に匹敵する。2000マイルが得られたら、そこにもう少し足せばどこか又旅行ができる。そこで近場のフライトをチェックしたら、ハノイ又はホーチミン便が割安で、距離もそこそこあるし、それではと、今回はホーチミン市、即ち旧名サイゴンへ行くことにした。

 

去年妻を亡くし、喪中ではないが少し静かにしていて、漸く旅に出たのは今年の4月、能登半島のドライブ旅行で、その後、5月と7月に四国巡礼に行き、海外へ出るのは実に1年半ぶりだ。最後に行ったのはインド経由のカトマンズで、それは去年の5月のことだった。この成田空港も1年半ぶりのことで、いつか知らない間に出国税の1000円がエアーチケット代に上乗せされていたり、空港警備料は以前からあったが、そうした税金まがいの強制徴収が自然と増えてきて、この空港もそうした潤沢な資金を元に手荷物検査場が整備されたり、JALのウイングに向かう長い連絡道も今ではモノレールではなく、動く歩道に代わっている。1年半の変化はなかなか顕著なものだ。日本の社会も税金が有効に使われれば、沈んだ時代、失われた30年間も無かったかも知れない。

 

久しぶりの空港が珍しく、パチパチ写真を撮って、搭乗し、さて機内からの写真を撮ろうとしたら、カメラが見つからない。どこを探しても出てこない。又やってしまった! どこかに落としたか、置き忘れてきたのだ。このカメラは丁度前回のベトナム旅行の際、中国南寧で失くしてしまい、帰国後に新たに買ったもので、それからもう4年は経っている。まあ、減価償却を考えれば、4年間で十分活用された。そろそろ替え時と考えていたので、諦めよう。スマホもあるし、スマホで十分カメラの代用は可能だ、と諦めることにした。処がこのカメラ、帰国時に念のためJALカウンターに聞き、その後、荷物検査カウンターに確認したところ、何と遺失物で届けられていた! 空港内という特殊な空間であったかも知れないが、拾得者の善意に大いに感謝した。

 

ベトナムドン、1万円で55万ドン。逆に、1万ドンで約500円だ。

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連絡橋から外の飛行場が見える。

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JAL,ボーイング

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今現在ラグビー世界大会が日本で開催中。これがカメラでの最後の写真になった。

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