ちゃおチャオブログ

日々の連続

しななの一日(10)上田城大手門。

我々は逆順にお城巡りをしてきたが、これから大手門に向かって、城を出る。

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総二階造りの立派な大手門だ。

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お城巡りのツアー客がガイドの説明に聞き入っている。

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上田城元本丸跡で行われている菊花展を十分堪能し、菊名人からもいろいろな話をお聞きして、城を出ることにする。我々は搦手門の方から逆順にお城を巡ってきたが、これから向かう出口はお城の本来の正面玄関、大手門だ。長屋門のような2階建ての総門で、ここでは虎口門と呼ばれている。真田一族がこの城から去った後、江戸時代になって入部した仙石、松平の時代になって建築されたものだが、見た感じは新しい。何回かリニューアルされたのだろうか。

 

城門の外に出ると、何組かのツアー客が、ガイドの説明に聞き入っている。ガイドとしても、ここがお城の最初の入り口に当たるのだから、説明にも熱が入ろうというもの。小旗を振って、グループを引き連れ、城門横の石垣の大きな石の所に案内する。そこには立札も立っていたが、それは真田石という。縦横3mは越える巨石だ。真田の長男信之は、父たちと違って最初から徳川方についていたが、豊臣滅亡後もこの城の城主に納まっていたが、徳川2代将軍の時に、近くの松代に転封となり、この巨岩を松代城まで運ぼうとしたが、大きすぎて、ビクとも動かなかった、という謂われ付きの巨石だ。

 

ここまでの城内をかなりの距離を歩いてきた。足の萎えてきた山さんには一服が欲しいところ。城門前の石垣は丁度具合よく石の上にも腰かけられるように、ベンチ状に石がカットされている。ガイドの話を聞きながら、この石のベンチで一休みするには丁度良い。今まで城内は禁煙だったが、ここで山さん、美味しそうにタバコを吸っている。太陽も燦燦と輝き、良い初秋の朝だ。さて、一服し、これから博物館へ行ってみよう。

 

城門横の大きな真田石。大阪城城門横には、これよりも大きな石がはめ込まれていたが・・。

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大手前広場。前方のトイレも昔風に作られている。

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大手門広場には大きな芸術劇場などもある。

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