実質最後の１日の朝。ホテル７階のレストランへ行くと、見知ったボーイがにやにやして近づいてきた。
今日も又フォー。フォーにもいろいろと種類があって、毎日食べても今のところは飽きない。
Ｌｕｃｙさんとの待ち合わせにはまだ１時間以上もあり、ホテル隣の屋台へ行って、コーヒーを頼む。
サイゴン４泊５日の旅だが、最初の日は夜到着し、最後の日は朝早く出立する。従って実質旅行期間は中３日にしか過ぎない。到着直後の夜は地理も不案内で、疲れもあって、部屋飲みしてそのまま寝込み、一昨日はクルーズ船で夕食を取ったが美味しくなく、昨日はクチトンネルまで行って、夜はＬｕｃｙさん姉妹と楽しい夕食会を過ごすことができた。Ａｆｔｅｒ９の期待もあったが、それは今晩に取っておくことにした。
サイゴン実質３日の今日は３日目。昼間はＬｕｃｙさんの案内で市内観光だ。朝いつもの通りに起きて、７階のレストランへ行くと、若いボーイがにやにやしている。昨日も一昨日も同じ男だが、いやに馴れ馴れしくしてきて、余り好ましいとは思えない。今日は又更ににやつき、「昨日は楽しんだか？」と聞いてくる。何のことか分からず聞くと、「昨日はＬｕｃｙさんとデートしただろう。その後、何があったんだ？」と聞いてくる。「ああ、そのことか・・。君もＬｕｃｙさんが好きなら、アタックしたらよいじゃないか！ 当方、今日も又デートだよ！」と言って、いつものフォーを注文する。今日で３回目のフォーだが、昨日と一昨日とは又微妙に違うようだ。でもまあ３日連続でも飽きることはない。
Ｌｕｃｙさんがホテルに迎いに来るのは８時半。それまでまだ１時間以上も時間がある。ホテル周辺を少し散歩する。街の街頭で低い椅子に座って飲むコーヒー、ベトナム独特の流儀で、ホテルの横の屋台店でそれをやる。何故かミャンマーでも街頭では低い椅子で、間のタイを挟んで、この２か国は共通している。コーヒーを頼み、高さ２０ｃｍほどの低い椅子に腰かけ、コーヒーを飲む。以前はドロドロしたコーヒー粉がカップの底に沈殿し、如何にも美味しいなあ、と感じたが、今は澄んだコーヒーを飲むようだ。・・店によって違いがあるのかも知れないが、今回の旅行ではドロドロコーヒーには出会わなかった。
コーヒーを飲み終えてから、目の前の高校を覗いてみる。まだ始業前なのか、生徒は校門前のレストランを兼ねたラウンジで、思い思いに軽食を食べたり、予習などをしている。皆行儀も良さそうだし、知的レベルも高そうだ。部外者が急に何かを聞くのも失礼に当たり、そっと様子を見るだけに留めておいた。そろそろＰｉｃｋ－Ｕｐの時間が近づいてきた。ホテルに戻ってＬｕｃｙさんが迎いに来るのを待とう。
この高さ２０ｃｍ程の椅子が魅力的だ。
ここでも犬は放し飼いだ。昔の日本もそうだった。
コーヒーを飲み終えてから、目の前の高校キャンパスに入ってみる。
