ちゃおチャオブログ

日々の連続

江南周遊(56)上海博物館にて。

上海博物館。エスカレーターで先ず4階に行って、そこから下り降りることにした。

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ああ、道鏡も展示されている。卑弥呼の時代、漢の国から贈られた道鏡だ。

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古い矢じりか武具のようだ。

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上海博物館は4階建で、東京上野の2階と比べても、それだけでもう既に倍の大きさがある。書画骨董から焼き物、青銅器、武具武器、儀式用什器、等々、実際ありとあらゆるものを網羅しているが、よくぞこれ程のものを集められたものと思う。学者、研究者など毎日ここへ日参し、立派な研究論文なども作成できる程のボリュームだ。

 

そんな中で自分は陶磁器に圧倒された。宋明清時代の景徳鎮を初めとする官窯で焼かれた大きな壺などはそれは見事なもので、一級の美術品だ。それ以前の唐三彩、元の焼き物、等々も素晴らしい。大阪、安宅財閥の御曹司がこの焼き物の美に目がくらみ、家産を傾ける程に収集したが、そののめり込む気持ちは分からないでもない。結果会社は潰れてしまったが、それ等の収集品は現在中之島に安宅コレクション、東洋陶磁美術館として、広く人々の目に触れられるように残されたのは、ケガの功名というか、死して後、後世に立派な名を遺した。

 

エスカレーターで先ず最上階の4階に上り、そこから順繰りに各フロアーを駆け足で下り降りることにした。各フロアーの入り口には展示案内のパンフが置いてあって、英語、日本語、フランス語、スペイン語等々、10か国語位の案内文が置いてある。1時間半の時間の中では、とてもその解説文を読んで、展示品と見比べる時間などはない。この博物館で一番の利点は無料であることだが、次の2番目の利点は写真撮影が自由であるということだ。その点は大英博物館と似ている。だから気が付いた展示品をパチパチ写真撮影し、後でゆっくり鑑賞することにしよう。そうして時間内に1階出口付近の集合場所に着くことができた。

 

どこかの王墓から発見されたようだ。

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ああ、陶磁器のフロアーだ。

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素人目で見ても、素晴らしい工芸品だ。

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