朝から小雨、氷雨。連日のコロナ禍報道で、心も冷える。欧米の想像を絶する感染者と死亡者。いずれ日本もこの道を歩んでいくのかと思うと、いたたまれない。膨大な数の人間が消耗されていく。
９時から国会参院決算委。この先のコロナ禍の惨禍を他所に、与野党とも補償の増額の大合唱。国の財布は既に空っぽなのに、どんどん赤字国債を刷って、どんどんばら撒けと。総理も誰もかれもその気になっている。国民一人当たり１０万円の大盤振る舞い。こんな時こそ大手を振って国からお金を引き出せる。
借金はいずれ誰かが返さなければならない。自民が野党の頃威勢の良かった西田が、今度は与党議員で、MMTなる理論を振りかざして、そのコピーを全議員に配布し、円をどんどん刷っても誰も困らないと。今だからこそ、飲めや歌えの大騒ぎ。無事コロナを退治できたとしても、日本も米国も、その借金の重さにつぶされてしまうだろう。現時点でも予算の４割が借金返済。戦争末期には税金２割に対し、国債８割。国が潰れ、国債は紙屑になった。日本は又その道を歩みつつある。コロナとの戦争で、各国は疲弊し、社会はすさみ、年金は途絶え、人々が路頭に迷う。今まさに、その地獄へも道を歩んでいるかに映った。
