ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.22(水・晴/曇)「One World,Together At Home」に思う。新型コロナはエイリアンではない。

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既に世界の人口の200万人が感染し、20万人が死んでいる新型コロナCOVID-19.これから医療事情の悪いアフリカ・中年米に蔓延していけば、この数十倍の感染者、死者を数えることになるだろう。瞬く間に1000万人、2000万人の大量の感染者と100万人、200万人の死者を数えることは明らかだ。

人的被害もさることながら、経済に及ぼすダメージも計り知れない。エイリアンは宇宙の外からやってきて、ひそかに人体に入り込み、人体を意のままに動かし、次から次にクローン人間を作っていく。この新型コロナをそのエイリアンにたとえる人もいるが、姿の見えない敵、感染していても症状の出ない感染者から密に伝染する状況はエイリアンに似ていなくもない。

エイリアンはFS映画の中での出来事だが、このCOVID-19は現実の敵だ。今の処人類の方が分が悪く、拡大を食い止める術はない。出来ることと言ったら、精々3密を避けること、他人との会話を無くし、接点を少なくし、外食は止め、買い物もまとめ買いをして、その回数を減らすこと。即ち、個々人が孤立化することが最大の防御と言われている。悲しいかな、人と人との繋がりを切ることだ。エイリアンはその人と人との分断を狙っている。

今の処、人類の戦う術はこの様な消極的対処方法に限られているが、人智は間もなくワクチンを開発し、病原体を駆使する方策を見つけるだろう。地球上の最終、最後の生命体として200万年前に誕生し、幾つかの地球上の試練を潜り抜けて生き延びてきた人類にとって、ここでこのエイリアンもどきに負ける訳には行かない。

 

一昨日、Lady Gagaの呼びかけで、WHO主催の世界のアーチスト100人の歌の連帯が地球上を回った。実際、世界のトップ100人の歌手が、自宅からこの敵と戦い、医療に携わる関係者への最大の感謝の気持ちを歌に表現し、電波に乗せた。

ガガを初め、スピーディワンダー、ポールマッカートニー、エルトンジョン、ローリングストーンズなどはミックジャガーを初めて、4人の演奏家がそれぞれの自宅から、1つの曲を演奏し、その見事なハーモニーは感動的だった。素晴らしい演奏の数々。聞いていても、涙が出そうだった。

芸術の力、人々の連帯。これ程強く感じたことはなかった。100人はほぼ欧米人で、日本人やアジア系のアーチストがいなかったのが少し残念な気もしたが、次回こうした機会があれば、是非日本からも手を挙げてもらいたい。アジア、アフリカ、中南米のアーチストが一緒になってこそ「One World」だ。芸術の力で世界が一つになって、目に見えないエイリアンもどきの敵に打ち勝ってもらいたい。

 

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