ちゃおチャオブログ

日々の連続

6・18(木・曇り)法務大臣が法破り。こんな国に誰がした!

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憲政史上最長の安倍政権、7年目の終末期に入ってからの末期症状は極まれり。自ら任命した一の子分、お茶坊主法務大臣に任命したが、1カ月も持たず辞任した。その河井克行安里夫妻、国会会期末の昨日、自民党に離党届を出し、今日、広島地検による強制捜査、本日中に逮捕される見込みである。容疑は、先の参院選での買収容疑であり、党から配られた1.5億円の内、2000万円を有権者に配って、票の買い集めをしたとのことである。

法務大臣が、金でもって票を買う。戦前の大正、昭和時代の金権選挙の泥沼のような様相だ。小野寺さんの秘書がそれを知らずして選挙民に線香を配ったことが公選法違反に当たると知って、即座に議員辞職した小野寺議員のあっぱれな態度と比べたら、この河井夫婦の何と破廉恥なる選挙違反、買票行為か。近年稀な前代未聞の醜態だ。その金元が自身が蓄えたお金ではなく、自民党から出ている党費、則ち税金である処の政党助成金、公金なのだ! 国民は黙って見そがせない。

総理、菅、岸田始め、多くの自民党要職大臣が応援に駆け付けた。自民党にとっては、絶対負けてはならない選挙だった。一方で、同一選挙区から立候補した自民党公認の溝手氏には党からの弁当代は河井の10分の一以下、1500万円しかもらってなく、中央からの有力者の応援もなく、5期務めた議席を失った。国家公安委員長を務めた溝手氏を内閣主導で追い落とした結果になったのだ。

 

法務大臣が法を犯して買票行為に走る。これが今の日本の実体だ。安倍が総理に就任して7年目、とうとう日本は3流国に落ちぶれた。総理が国民から信用されないのならまだしも、とうとう世界からも信用されない国に成り下がった。こんな日本に誰がした! ウソ垂れ流しの総理の下、法務大臣が法を犯し、検事長が法を犯す。二人とも総理のお気に入りで、秘蔵っ子だ。安倍は7年の間に日本を糞みその国にしてしまった。

安倍総理任命責任は重大であり、当然総理辞任に当たるものだが、既に昨日国会は閉じられ、国会内に於いて、総理は誰からも非難されない。外からの批判に対しては、馬耳東風で押し通す。

昨日のBS7で、田中均外務審議官が憤っていた。総理は口では自分に責任があると言ってはいるが、一度も責任を取ったことはない。ロシアに対しても北朝鮮にしても、口ではいろいろと言ってはいるが、一度も実行に移されていない。総理府主導で行われた外交はことごとく失敗している、と。自分も全くその通りと思う。

 

一昨日、河野防衛が突然陸上イージスの計画中止を発表したが、これも考えてみれば裏で河井が動いていた。3年半前トランプが大統領に当選した時、英語の達者な総理補佐官の河井がいち早く米国側知人に渡りを付けて、総理の井の一番の大統領就任祝いに駆け付けさせたが、その流れの中で、トランプ来日と防衛費嵩上げの一環としてのこの陸上イージスが持ち上がってきた。裏で悪知恵を働かし、ボンボン総理が安易に乗ったのがこのイジースアショアだ。税金の無駄使い、垂れ流し。自衛隊員も憤っている。

そんなお茶坊主のカバン持ちがご褒美で大臣首座の法務大臣になり、その妻安里が参院選に立候補するに際しては、総理肝いりで通常候補者に配られる弁当代1000万~1500万の10倍以上の選挙資金1.5億円が渡され、そのかなりの額が買票の裏金に使われた。今となってはその1.5億円もドブに捨てたと同様だ。この点に関しても安倍は自民党総裁としての責任を取らなければならない。

もしも黒川の賭けマージャンが暴露されず、検察庁法も通って、彼が検事総長に就任していれば、今日の河井逮捕もあり得なかったことだろう。法律を犯す法務大臣であっても、自身が脱法行為をしている検事総長だから、罰することはできない。それ以前に、総理府、内閣、法務大臣からの強烈なストップがかかっている筈だ。不法行為を犯しても、仲間内では誰も罰せられない。総理はあかんべの舌を出すだけだ。全くクソみその日本の現状。だが世の中はそれ程甘くない。3流国に成り下がった日本であっても、悪事が堂々と世にはびこってはならないと思う国民は多数いる。自民党員の中にも居る筈だ。国会閉会中とは言え、マスコミも文春も頑張る。不正は正さなければならない。日本がこんな体たらくな国であり続けてはならないと! 頑張れ、世の常識人よ。悪を眠らせるな!

 

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