ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.13(月・曇)鹿児島現職、三反園敗れる。

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4年前、テレビ朝日政治部アナウンサーから鹿児島県知事へと華麗な転身を遂げた現職の三反園知事が再選を目指したが、昨日行われた投開票の結果、かなりの差で新人の元経産省九州産業局長に敗れる。

今回は乱れて捻じれた選挙戦だった。4年前三反園は反原発を掲げ野党から出馬し、4期目を狙う自民公認の現職を破って見事に当選を果たした。処が、今回の知事選では、野党推薦ではなく、自公推薦で出馬し、野党立憲は前回敗れた前知事を推薦し、今回当選した元経産局長は無所属で立候補した。

本来なら前回同様に三反園が野党推薦で、元局長は自公推薦である筈だが、そうはならなかった。それは選挙公約で掲げた反原発を三反園が知事になってから原発稼働を容認し、川内原発が東北震災後休止していた全国原発の中で、初めて稼働する原発になったからだ。鹿児島を日本で最初のグリーン県にするとの公約は半年も経たずに反故にされた。麻生、九電、自民の策謀に絡めたられたのだ。そんな実情も知らず、三反園の再選を期待していた自分がバカだった。

人間は歳と共に変わるものである。社会の変化によっても変わらざるを得ないこともあるだろう。しかし、政治信念を持って政治家になり、選挙に際しては選挙民に約束した公約は、最大限守る、死守する位の気持ちでいなければならない。そんな単純な事非を当選後半年もしない間に反故にするようでは、野党からの支持は得られない。止む無く自公の神輿に乗ることになった。元々彼に政治信条があったのかどうかは知らないが、変り身の早さだ。ニュースセンターでレポートしていた、フレッシュな感覚は、政治家になった結果、どこかへ行ってしまった。それより少し前同じTVアナウンサーから神奈川県知事になった黒岩も、全家庭に太陽発電を設置するとの公約は半年も経たずに反故にしたが、泳ぎが三反園よりは上手かったのだろう。口先三寸で泳ぎ切り、再選され、今はコロナ禍を利用し、見事に主役を演じている。黒川問題で高まった内閣不支持率も、2カ月経った今では低下している。忘れやすい日本人。その内又支持率の方が高まって、不支持を逆転するだろう。総理もじっと我慢の子。忘れやすい日本人のことを良く知っているからだ。半島人のようにいつまでも恨であっては困るのだが、次の選挙くらいまでは覚えておいてもらいたい。

 

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