ホテルの部屋からの朝の景色。今日も晴天のようだ。
ホテル朝食のバイキング。沢山食べておこう。
本日最初の霊場、第四十九番浄土寺にやってきた。立派な山門、仁王門だ、門の奥に重文の本堂が見えている。
仁王門の中の阿形像。
同じ山門にある吽形像。
松山には昨日と今日連泊し、２日間で市内の霊場８ケ寺をすべて巡礼する予定を立てている。その内昨日は３ケ寺を巡礼したので、今日は残り５ケ寺の巡礼となる。同じ市内にあるお寺だから、１日あれば十分だ。早めに終わらせて、余った時間松山城に登ってみよう。今回巡礼スケジュール設定に際しては、朝食付きのホテルを選んだ。最初の宿泊、宇和島には朝食付きのホテルはなく、ステーションホテルに決めたが、どこもコロナ禍で食事付を止めているようだ。昨日泊った内子でも、朝食付きはホテルＡＺ一軒だけだった。実際朝食付きは、忙しいスケジュールの中では助かった。今朝も又ホテル泰平でのバイキング。中級ホテルだから豪華とは言えないが、まあ、栄養は充分だろう。朝食後、直ぐにも最初の霊場第四十九番浄土寺に向かった。
ナビはお寺の電話番号をインプットすれば、場所を検索し、ルート設定してくれるので、初めて運転する人には至って便利で、都合が良いが、細かい部分に関しては、迷ってしまう。お寺に近い辺りに差し掛かった所のスタンドで給油し、更に具体的に場所を聞く。矢張り、ナビを見て行くよりは、人の話を聞いた方が分かり易い。そこからは５分程度でお寺の前の駐車場に到着した。駐車場は幹線道路から少し住宅地に入った所にあって、ナビだけでは分かりづらかった。
お寺は山際にあって、後ろに山を控えているが、寺自体は平地状の台地の上に立っている。山門を潜った正面に本堂があるが、これは室町時代に建立された重要文化財だ。ご本尊はお釈迦様。八十八ケ寺の中で釈迦牟尼如来をご本尊とする霊場は数少ない。自分の記憶では、今までに２ケ寺があったか・・。均整の取れた端正な感じの本堂だ。最初の創建は天平勝宝時代で、奈良の東大寺創建と同時代だ。本堂の大きさは異なるものの、その形は似たものがある。その時、行基菩薩がご本尊の釈迦牟尼仏を彫ったと言われている。本堂と大師堂は二つ並んで建っていて、その前に修行中の空海像が立っている。青年空海だ。ここには又空也上人も滞在していて、どこかに空也上人立像もあるとのことだったが、探すことはできなかった。どこか内陣に収められているのかも知れない。
重文の本堂。
本堂の前に立つ空海像。
本堂の横に立つ空也像か・・。
落ち着いたお寺の雰囲気だった。
お釈迦さんに再度挨拶し、下山する。
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