祥月命日、死んで２年経った。本来なら今年は３回忌を行うべき処、コロナ禍で中止した。中止したからと言って、誰が困る訳でもない。来年の３月まで半年順延しよう。由美子も別に遅れたからと言って、怒りはしないだろう。
午後、深大寺に参詣。参詣客も寺前の蕎麦屋も殆ど人はいない。蕎麦屋等開いているのは１－２軒。死んだ町、ゴーストタウンの様相だ。コロナになって、４月か５月、一度来たことがあったが、今日の深大寺はその時以上に沈んでいる。人々の心は固く閉ざされ、お寺参りどころではない、縮こまり生活だ。五トウ日だから本来は交通量が多い筈だが、途中の都道も、あまり車は出ていなかった。このまま行ったら日本は本当に死んでしまうかも知れない。
お寺にお参りし、水生園に廻ったが、ここも殆ど無人。サラリーマン風の３０代の男が長椅子に横になって昼寝をしているだけだった。日本沈没。小松左京が５０年前に天変地異での沈没を漫画にしたが、今回は精神的な瓦落により、沈没していくかも知れない。
帰り、観察園にも寄ったが、こももいるのは２－３人の職員だけ。お寺にも公園にも園にも出てきていない。日本が沈没しつつある。
藤井翔太棋聖、本日の木村王位との対局で、４連勝し、見事２冠になる。素晴らしい快挙。コロナ禍で打ち沈んでいる日本社会、日本人の心を大いに盛り上げた。
木村王位は去年、全棋士を打ち負かし、史上最高齢の王位として就任した。その実力ナンバー１の木村王位を４連勝！1敗もしないで、奪い取った。彼の表情、インタビュー会見からは全く想像できないが、彼の頭脳構造は確かにＩＴを越えている。日本の沈んだ空気を打破する希望の星！ 頑張ってくれ！
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