国家が関与して敵対者を平然と殺害する。ヤクザ、マフィアの世界、邪魔者は消せ、とばかりに。
去年ロンドン郊外で亡命ロシア人が何者かにより、神経ガスで殺害された。ロシア軍が開発した殺人ガスであるが、ロシア政府は犯行を否定している。今回、極東、地方州の知事選で、政府を批判する反対党の党首が飛行機内で急変し、直後にドイツに搬送され、一命は取り留めたが、同じ神経ガスが検出された。救助が遅れていれば、彼も又死んでいた。勿論ロシア政府は否定はしているが、軍の殺人ガスが使用されたのは明らかだ。プーチンが生涯永久皇帝に座り続ける為には邪魔者がいてはならない。
北の金ははなから皇帝。生涯永久皇帝だ。今日は台風９号で被災を受けた地方の責任者が粛清された。たまったものではない。自然災害で発生した被害もその地区の責任者の政治責任にされてしまう。日本だったら、地方県知事の首がいくつあっても足りなくなる。又、成り手も居なくなる。
恐怖政治が蔓延し、精神はマヒし、人々は異常とも思わなくなっている。人の命が皇帝の意向で、軽々しく扱われる。人の顔をした人でなし。冷酷人間はまだ人間だが、人でなしは既に人間ではない。
次期総理、菅氏は、安倍路線を踏襲すると言っているが、菅さんは安倍氏よりは頭が良い筈だ。こうした人間でない国のトップがいる限り、人間としての対等な交渉を求めてはならない。ロシアは憲法で、領土の割譲を禁じた。安倍ープーチンの融和関係で、４島での軍備強化、憲法問題、遺骨問題、等々、ロシアに対しては全く抗議も反対も申し入れをしていなかった。外交の大なる後退だ。
菅さん、ロシア、北には、話し合いではなく、対抗、強行で臨むべきだ。問題があれば日本も諸外国と一緒になって、声を大にして非難する。外からの圧力により、この２つの国は遅かれ内部崩壊する。こんな恐怖政治がいつまでも続くわけがない。その内部崩壊を助ける外交に転換すべきだ。
拉致被害者家族、及び４島帰還者には、相手国の現状を良く理解してもらい、耐え忍んでもらうよう説得するしかない。武力でもって返還できない以上、耐えてもらうしかないのだ。
菅さんはより現実的な政治家だ。夢を追うのではなく、現実的な対応をすべきだ。向うが頭をさげて、お願いだからと言ってきたら、その時は交渉の場に乗っても良い。
