ちゃおチャオブログ

日々の連続

愛媛(伊予一国)ドライブ巡礼(62)霧の山寺仙遊寺を下りて昼食へ。

 

丁度仙遊寺を辞去する頃に、団参の一団がやってきた。

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団参はわっときて、わっと散っていく。大師堂にお参りする団参者。

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山を下る途中の中腹に山門が建っている。

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山額に「補陀落山」の文字が見える。

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この山門横の道は先刻境内から見た石段まで続いているのだろう・・。

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霧に覆われた幽玄な山寺仙遊寺。人の気もなくて、本当に仙人でも住んでいそうな感じの古寺だった。霧の深い奥の方へ行くと、何かそのまま霧の中に吸い込まれそうな錯覚にも捕らわれた。今までのツアーでは梵鐘を撞くことは殆どなかったが、今は一人旅、各寺の梵鐘は必ず撞くようにしている。尤も、自分には鐘の音の違いは分からないが・・。この寺の梵鐘は境内の山瑞の方にある。より霧が深い場所だ。お化けが怖い訳でなくもないが、鐘楼に上がり鐘を撞く。矢張り霧の中で、湿った鐘の音が霧の中に吸い込まれていく。先刻来た時、霧の中からキン、カーンと響いて来た高い音は何だったのか・・。この鐘の音は山中を木霊する訳でもなく、消えて行ってしまった。

 

宿坊はかなり大きな鉄筋2階建てで、最盛期には沢山の参詣客や修行僧で賑わっているに違いない。ただ今はコロナ禍で営業もしていないようで、駐車場には誰の車か、先ほど来バンが1台止ったままになっていた。再び霧の山道を注意して走らせる。坂道の途中に山門があり、来る時に写真撮影を忘れたので、途中下車して写真を撮る。300m程の山、それ程高い訳ではないが、歩き遍路の巡礼者には、矢張り難行の内には入るだろう。山の途中のこの山門を見て、ほっとしたに違いなく、又更なる頑張りを鼓舞したに違いない。

 

山を下り降り、今治郊外の国道に出る。この辺りには道の駅はないが、代わりに駐車場を広々取ったドライブインが何軒か並んでいる。その内の1軒、うどん店に入る。名前は聞いたことはないが、この辺りのチェーン店だろう。関東で言えば山田うどん店の四国版だ。セルフサービスになっていて、うどん玉をもらって、お好みの具材、自分はカキ玉とエビ天をもらって昼食とする。ここは讃岐ではないが、愛媛もうどんが美味しい。四国はソバではなくて、うどんの国だ。うどん、饂飩は中国から伝来したもの。弘法大師が讃岐出身だからという訳でもないだろうが、四国のうどんは古くかあ中国食文化の影響を受けていたのか・・。早々と昼食を済ませ、今日最後の、則ち今治最後の霊場国分寺に向かった。

 

山門を最後に下界に降りて、昼食店を探すことにする。

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先刻の仙遊寺のある山並みが見える。

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相変わらず瀬戸内は見えないが、今治の山野が見える。

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標高300mの山にしては、かなり山深かった。

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国道に出て、チェーン店でうどんの昼食とする。

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