ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.4(日・晴れ)金木犀。

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金木犀が今は丁度の開花時期で、街路や家庭の庭木にもなっていて、芳香が街を覆っている。

自宅にも金木犀があって、夏の間は雨戸も閉めないが、お彼岸を過ぎた辺りから雨戸も閉めるようになり、毎朝、雨戸を開けるたびに、芳香が流れて来る。ほんの僅かな期間、殆ど2週間程度で香りも消えてしまうが、香りとはそんなもので、いつまでも香っていたら、鼻が慣れてきて、分からなくなる。

中国語では桂花と言って、中国桂林では市の樹木になっていて、以前漓江下りに行った時、当時はまだ高速道も出来てなく、桂林の市街地から下の国道を走って漓江まで行ったが、道路の両側には金木犀の街路樹がずっと続いていて、当時は道路にガードレールなどはなく、幹の地面から1m位の高さの所に、白いペンキが鉢巻のように塗られていて、それが街路樹が続く限りに、何キロにも渡って、続いていて、桂花の街路樹よりもむしろ、この白のハチマキペンキに目を奪われた。云った時は3月で、まだ金木犀の開花には早く、一度この桂林には、金木犀が花開く秋に来てみたいと思った。

熊本に桂花ラーメンと言う全国チェーンのラーメン店があり、新宿歌舞伎町にも出店があって、以前は飲んだ帰りに寄ったりしたこともあったが、熊本のラーメンチェーン店が、どのような背景で桂花の名前を付けたのかは知らないが、そのラーメン店に入るたびに、何故か桂林の金木犀を思った。

今日の日曜日、昨日の飲み過ぎで、気分も晴れないが、好天に付き、野川に金木犀の香りを効きに行く。樹木が自宅の物よりも3倍も大きく、木も何本か密集していて、強い香りを放っている。

「いずこなり 林に香る 桂花かな」

 

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