ちゃおチャオブログ

日々の連続

長野上山田1泊温泉旅行(1)佐久の草笛へ。

  • 内山峠から真正面に見える妙義山を見る(去年の写真)。内山峠から真正面に見える妙義山を見る(去年の写真)。

すぐ横のテーブル状の荒船山(去年撮影)。

すぐ横のテーブル状の荒船山(去年撮影)。

 

数年前カンボジアを旅行した時、プノンペンに到着した次の日に、王宮前広場で転寝をしていた間、脇に置いたショルダーバッグの盗難に遭い、中に入れていたカメラも同時に盗られてしまって、前後の旅行が台無しになったが、それでも帰国後、携帯電話で撮影した写真を繋ぎ合わせ、「写真の無いブログ・悲しみのカンボジア」(https://4travel.jp/travelogue/10301025)として、旅行記を作成したが、今回の長野上山田温泉1泊旅行も似たようなものだ。今回はカメラの盗難ということではなく、雨模様、持って行ったポケットカメラは一度も取り出すこともなく、スマホで撮った写真も数枚程度で、とてもブログを作成する状況にはないのだが、このまま何もしないでいると、折角の楽しい旅の思い出も、どんどん遠ざかって、遠くに消えて行ってしまう。以前のカンボジア旅行記「写真の無いブログ」と同様、限られたスマホ写真を最大限利用し、何ページかのブログを作ってみよう。

今回の長野1泊旅行はInaさんからの提案で、今月から東京もGotoキャンペーンの対象になり、今年も又上山田の伊東園へ飲み放題、食い放題の温泉旅行へ行かないか、とのことだった。去年は山さんと3人で行ったが、山さんはもう足腰が萎えてしまって旅行はとても無理で、では誰と一緒に行くかということになり、当方のブログの知人であり且、去年は入間航空ショーへInaさんと一緒に行った悠久のボヘミアンがどうか、ということになり、ボヘミアンさん、通称ボヘさんに連絡をした処、OKとのことだった。後一人をどうするかで、旧友の大さんに連絡した処、彼も又OKで、今月9日、この4人で上山田温泉へ行くことになった。

車は大さんの高級車、トヨタレクサスの最上級車で、9日9時、八王子駅前で待ち合わせすることになった。朝自宅を出た時は霧雨状態だったが、八王子に着いたときは本格雨。途中の観光もできず残念だが、代わりに車中の会話を楽しめた。Inaさんとは過去数回、外国旅行を含め泊まり掛けの旅行をしているが、大さんとはもうかれこれ10年にはなるか、大先生と吉さんの4人で、大先生の高級車で茨城を旅行し、冬の鮟鱇を食べに行ったこともあるが、旅行といえばそれ位。但し毎年何回かは、どこかで飲んでいて、飲む機会は多い。彼の運転で、彼の車に乗るのは実に30年ぶりくらいか・・。自分が大分から熊本まで豊肥線に乗って熊本を訪問した折、熊本駅の一つ手前の水前寺駅までクラウンで迎いに来てくれて、その日は、武蔵が3年間籠って著作した五輪書の金峯山霊厳洞、その山の下の島田美術館、田原坂、新開大神宮等を案内してもらい、夜は又笹竹の茂った和風割烹で、銘酒香露を頂き、透明なガラス容器から注がれるそのすっきりした味わいの冷酒に杯を重ねたが、この時のことを含め、熊本には数々の思い出が残っている。大さんの運転での遠出はこの時以来のほぼ30年ぶりとなる。

ボヘさんは自分よりは4歳年上ではあるが、気さくな人柄で、宇和島東高校の出身で、以前旅行関係の会社に勤めていた関係で、世界中の主だった観光地は巡っていて、旅行好きの自分やInaさんとは同好の士というか、同じような趣味の持ち主で、又同じような旅行家のTAKAさんのシャンソンコンサートには一緒に行ったり、その後の慰労会や大黒屋での飲み会、等々、勤務時代の環境は全く関係なしに交流を深めていた人で、前職のサービス業を生かしての会話の豊富な人だった。歴史にも造詣が深く、又それなりの勉強もしていて、教えてもらうことの多い人だった。世間のことを余り知らない山さんとは、全く違ったキャラクターの持ち主で、車中の会話も大いに楽しめた。写真が趣味のボヘさんにとっても、今回の温泉旅行は、良い撮影行には、なるだろう。

去年は関越道を藤岡で下線し、下仁田を通って佐久に抜ける国道を走り、甘楽からは山道に入り、内山トンネルの手前で一休みし、目の前に見える妙義山の俊峰とすぐ横にテーブル状に広がっている荒船山を眺め、山の国群馬にやってきたなあ、との感を深くしたが、今回は高速道を途中で降りることなく、真っすぐ佐久まで行って下線した。この雨で山道は運転も大変だし、内山峠からの見晴らしも無理だろう。又トンネルを出た後のコスモス街道もこの雨では車から出て眺めるのも面倒との事情もあった。そうして去年のコスモス街道の情景を思い出しながら、佐久の街に入り、町の中心部、新幹線佐久駅にほど近い交差点の角に建つソバ店、佐久の草笛に到着した。

 

お昼には少し早いが佐久の草笛に到着。

お昼には少し早いが佐久の草笛に到着。