午後、陛下の挨拶に続き、第204回通常国会が開催された。総理、外務、財務のそれぞれの施政方針演説が行われる。総理は昨日1日外出せずに、宿舎に籠って演説原案を読み込んでいたとのこと。部分的につっかえた個所もあったが、概ね学習の成果は現れた。国をリードする総理としては、国民からはほぼ合格点が与えられるだろう。但し、各新聞社世論調査では支持率が30%台にまで落ち込み、党内では波風が立ち始めているようだ。自民議員からすれば、頭は誰でも、選挙に勝てる頭でなければダメだと。その点、石破や岸田などは選挙の顔にならないと見られているのだろう。政策論議はどうでも、自分が選挙に落ちたらタダの人、と思っている。彼等にとって、総理の人気が落ちることが最大の危機なのだ。
それにしてもいい加減な議員連中が多くて困る。三権分立で、司法と立法は異なる府とは言え、刑事告訴されたり、裁判で有罪判決を受けていても、尚、控訴中を理由に、有罪が確定していないとして、議員職を辞職するでもなく、議会としても免職にもせずに、だらだらと2000万円からの報酬を与え、秘書、通信活動費なども支払われている。こんな犯罪者をのさばらせている国会。品位も落ちているし、格式もなくなった。今日、国会が召集されても、果たして何人の国民がテレビを見ているか・・。
国会が犯罪者集団にならない為にも、新聞、マスコミはこうした刑事被告人の裁判確定までの報酬支給の一時停止などは大いに書き立てるべきだ。犯罪人に国民の税金を払う必要は無い。