ちゃおチャオブログ

日々の連続

12年ぶりの石垣島(6)大濱信泉記念館。

今日は朝から嵐のような強風の雨。近くにあるAPAホテルも雨に煙っている。

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嵐を接いで、その先、ホテルから250m程先にある大濱信泉記念館へ行く。

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館内には、彼の遺品、業績、勲章などが展示されていた。

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後年早稲田の総長になる。

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12年前、2回目にこの島にやって来た時は、今回と同じ2月だった。真冬の東京からやってきて、常春のこの島は自分に取っては、初夏のような陽気で、この島の最高峰おもと岳(於茂登岳)に登った時は、上半身裸だった。この於茂登岳は高さは500mちょっと程度、東京で言えば高尾山の599m、八王子城址の450mの中間程度の高さではあるが、それでも沖縄県内では一番高い山になっている。12年前は今と比べ自分の足腰もしっかりしていて、30分位で山頂に登ることができた。

 

今年の2月はその時と比べ、やや気温が低いようだ。昨日も空港から市内にやって来た時は、汗ばむ程度で、汗だく、という程ではなかった。昨日は久しぶりに八重山ソバを昼食に頂いたが、お腹が空いていて、写真も撮らずに食べてしまい、小奇麗な店内の様子も写真を撮るのを忘れてしまった。後でマップを確認すると、店名はパイヌシマ(南ぬ島)、セルフサービスの冷たいさんぴん茶がとても美味しく、ビールは必要ない位だった。夜は又繁華街に出て、市役所横の飲食店、豊年満作に行き地元の料理とか、石垣牛のサイコロステーキなども食べたが、この時も又カメラを持って行くのを忘れ、食べる前にスマホで写真を撮るのもInaさんに失礼かと思い、結局、昨夜は写真撮らずで終わってしまった。

 

今日は朝から嵐のような風雨交じりの雨。外に出ても傘がめくれて差すこともできない。1日ホテルで缶詰めになるのも癪に障る。200m程先の大通りに面して、大濱信泉記念館がある。傘を持ってそこまで行くが、傘の用をなさない。途中から傘を閉じて、濡れていく。大濱信泉。以前どこかで聞いた名前だが、ここへ来るまで思い出せなかった。大濱さんはこの島の出身者で、嘗ての早稲田大学総長。戦前の三井物産社員を経て早稲田に戻り、60年代、早稲田の総長であったが、学費値上げに端を発した早稲田騒動の泥沼化の中で、混乱の責任を取って総長を辞任された。その後、当時の佐藤総理の影武者として、復帰に尽力をされた人だ。又、日本プロ野球コミッショナーもやられ、沖縄出身の人徳者の一人だ。今その娘さんは杉並に住んでおられる。館内には数々の業績、写真、勲章等が展示されていたが、中で印象深かったのは、彼の名言「人の価値は生まれた場所によって決まるのではない。いかに努力し、自分を磨くかによって決まるものである。」の色紙だった。

 

午前中はその大濱記念館へ出かけただけだったが、どこかでお昼を食べなければならない。ホテルの少し先にフランスパンの店があった。その先にはコンビニもある。傘も差さず、雨に濡れながらフランスパンを買い、コンビニで、ジュースを買って、ホテルに戻り昼食とする。本当のフランス人が作った出来立てのフランスパン。久しぶりに美味しいパンを食べた。これも又良い昼食だった。

 

彼の名言の色紙、「人の価値は生まれた場所によって決まるのではなく、如何に努力して自らを磨くかにある」。

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沖縄出身者で数々の業績を残された。

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祈念館の前は石垣の海だ。この島が生んだ英雄の一人。

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12年前の2月は暑く、沖縄の最高峰、おもと岳(於茂登岳)には裸で登った。

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