１０年前の今日、人々はどこで何をしていたのか、鮮明に記憶しているだろう。東京にいても震度５強の大きな揺れで、皆戸惑い、パニックに陥った人もいただろう。自分はパソコンに向かっていた。株式終了の１５分前。今日も１日無難に過ぎたかと思っていた矢先の大地震。株価は急落した。パソコンはそのままにして、直ぐにテーブルの下に潜り込んだ。天井が落ちても、テーブルの下で、少しはケガも和らぐかと思った。時間は長いようで、２－３分だったか‥。揺れも止み、テーブルから出ると、ガラス戸の中の食器類は落ちたりしたが、他の家具とか、倒れたものはなかった。自宅はそうだったが、映像に映る東北の惨状は大変なものだった。M9,世界史上、最大級の地震だった。その後に続く東電原発の惨状も悲惨だった。Melt Down,炉心融解。２万人近くに及ぶ犠牲者も凄惨だったが、核爆発が連鎖的に起き、放射能が放出され、東日本全体が核汚染されて、東京も含め、人の住めない土地にならないことを願った。
この年、株式暴落で、自分は大きな損失を受けたが、自分以上に大変な人々がいる。自分のできる範囲での日赤寄付を行ったら、後で、日赤から特別会員証が送られた。
その後も株式では、負け越した。この１０年、良い思いをしたことはないが、未だにまだ続けている。もう半ば習性となっている。止めるに止められない習い性。１０年経った今日もパソコンに向かい、売り買い、損得を繰り返している。この１０年、小さい人生を生きてきた。去年はコロナ禍で、１０年前と同じように大きな損失を被ったが、それでも、政府給付金１０万円の中から３万程を寄付した。世の中には、自分よりももっと大変で、困った人がいる。自分は株式で大損をしても、生活に困る訳ではない。これからも自分なりにできる範囲のことをして行こう。１０年の間に少しは成長したかも知れない・・。
