ちゃおチャオブログ

日々の連続

12年ぶりの石垣島(10)鰓呼吸。

竹富町仮庁舎の道路の反対側には、「鰓呼吸」と書かれた看板の店があった。夜来てみたい感じの店だ。

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少し歩いて行くと、前方に純沖縄風の赤瓦の建物が見えてきた。

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石垣市立図書館だ。今はコロナで休館中。

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合同庁舎のような建物もある。

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魚を表現する漢字で、魚編の文字が一体幾つかるかは知らない。魚の種類は多く、そのすべての魚類に漢字が割り当てられているとすれば、100は優に超えるだろう。馴染みのある漢字では「魚が有る」と書いて「鮪」、「身の堅い魚」で「鰹」、「弱くてすぐ他の魚の餌食にされる」「鰯」。最近は殆ど行っていないが、昔行った鮨屋では、大きな湯飲み茶碗に魚の文字が書き連ねてあって、幾つ読めるのか楽しみだったが、最近は鮨屋などトンと行っていない。行くとすれば、銚子丸やはま寿司位の庶民的な店で、そこには昔風の湯飲みなどは置いてなく、粉茶にお湯を注ぐ、ベークライトのコップだ。味気がないというか、それが現代だ。

 

さて、竹富町のプレハブ仮庁舎を見て、実際にどこかに本庁舎を建築中かどうかは知らないが、5000人にも満たない小さな町で、以前のような立派な庁舎は建築できないだろう。その仮庁舎の道を隔てた道路の反対側に「鰓」という名前の店の看板が目に付いた。「魚を思う」? 一体どういうことだろう。こんな名前の魚など聞いたことは無い。だが、その後に続く「呼吸」を見て、思い出したというか、理解できた。「鰓呼吸」。「魚を思う心」は「エラ」なのだ。

 

そんなことを考えながらInaさんが先に行っている海上保安部の波止場に急ぐ。この辺りも広大な埋め立て地なのだろう。民家はなく、大きな工場とか公共施設、ホテルなどの大型施設が殆どだ。そんな中で目を引いたのは、市立図書館。今はコロナ禍で休館中になっているが、人口3万程度の市にはに似つかわしくない立派な建物だ。沖縄風の赤瓦の屋根。誰の設計かは知らないが、絵になる建物だ。Inaさんが前方で待ってなく、休館中で無ければ、中に入って見たくもなるような伝統的な沖縄風建物だ。離島ターミナルからは道を間違えたのか、かなり遠回りして、漸く保安部前の波止場に着いた。

 

石垣港関連の県や国の機関が入っているようだ。

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ああ、これは又立派な市民会館だ。

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ホールもあって、演奏会や劇場などもあるみたい。

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漸く保安部の埠頭が前方に見てきた。

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その手前に、内地や台湾航路の大型旅客船のターミナルがあった。

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