ちゃおチャオブログ

日々の連続

紀の国訪問記(34)南紀串本へ。

田辺でランチを食べ終え、駅に向かう。駅前には紀伊半島の地図が出ている。中央部が奈良県の大台ケ原、その直ぐ下が熊野地方になる。左側の山脈と山脈の間が紀ノ川、左手の出っ張りが白浜、田辺、一番下が潮岬になる。

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早々とホームに降りて、電車を待っていた。

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乗客は少ないが、新型車両だ。

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こちらのきのくに線には何故か車掌が乗車している。別段、検札をする訳でもないが・・。

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以前、学生の頃自転車で紀州半島を半周したが、その時は潮岬までは行ってなかった。串本を通過し、そのまま新宮へ抜けた。今回はその行っていなかった潮岬に行く積りだ。お昼を田辺で済ませ、串本行の電車に乗る。田辺から先の紀勢線は運行本数もまばらで、一つ乗り過ごすと、次の電車まで1時間以上も待たされることもある。予定した電車に乗り遅れないように気を付けなければ・・。余裕を持って駅に戻り、早々とホームに降りて、電車を待つ。

ここから先の電車も昼前橋本から和歌山まで乗って来た電車同様に、モダンなタイプで、軽快速だ。2両編成の処は変わらない。この辺りの人口過疎地、どんなに混んでも2両が満員になるということは無いだろう。午前の和歌山線ではワンマンカーだったが、ここでは車掌が一人乗車している。しかし乗客の殆どすべては、カードをカードリーダーにかざして、乗り降りしているので、車掌の出る幕はない。鉄道員としてはかなり高齢で、もう還暦に近いような年恰好だ。警察官は定年後交番相談員として再雇用されているが、JRでも同じような取り組みでもしているのか・・。こうした就職先の少ない地方においては、有難い話だ。

紀伊田辺を過ぎると再び右手に南紀の海が開けてくる。こちらの海は岩場が多い。和歌山から田辺までは広大な太平洋、紀伊水道の海原が見えていたが、田辺から串本までの海岸線は荒磯だ。波に洗われ風化した岩礁が海から突き出ている。この辺り、周参見と言って、鯛や海老、近海魚が豊富で、国民宿舎もあり、自分も旅行前こことこの先の串本の国民宿舎をチェックしたが、どこも満杯で予約はできなかった。国民宿舎は夕食がリッチで、自分は気に入ってはいるが、このコロナ禍で、営業を休止しているのかも知れない。荒磯から再び内陸に入り、トンネルなど過ぎて間も無く、周辺に人家が増えてきて、目的の串本に到着した。

 

今は時間に余裕があったので、駅でキップを買って乗車した。JR東と全く同じ仕様だ。紀伊田辺ー串本間、1,170円。

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暫く走ると南紀の海岸が見えてきた。

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  • 南紀の海は荒磯だ。

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    この辺りは周参見海岸の辺りか・・

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