先週日曜日、選挙の開票速報のさ中に起きた京王線車内無差別殺人事件。福岡から上京してきた２５歳の男は、ハロウィーンで混んでいる快速電車の中で、隣の座席に座っていた７２歳の人の脇腹をナイフで刺し、更に持ち込んだケロシンオイルを車内にまき散らし火を付けた。大量殺人を狙っていたとのことだ。自分はテレワークの派遣切りにあって、社会を怨み、死にたい気はあったが、自分では死にきれず、複数を殺せば、死刑になる、との全く身勝手な考えで、犯行を計画した。２５歳の青年が考えるには、余りにも幼稚で、自己中心で、身勝手だ。偶々今回は多数の死傷者が出なかったが、もしも車内が火の海になっていたら、第２の相模原津久井ヤマユリ園事件の再来となっていた。車両が不燃材で作られ、火の回りがそれ程早くなかったことが幸いした。
どうして、こういう人間が増えてきたのか・・。ヤマユリ園犯人、植松の両親は学校の先生と言う。今回の犯人服部の親はどんな職業か知りたいものだ。家庭環境が人を作ると言われるが、彼等は、どういう家庭環境の中で成人していったか知りたいものである。
川崎大口病院の３人殺害事件の看護師は既に４０歳にはなっているが、終末病棟での入院患者の死を見るのが嫌で、殺害に及んだという。全く論理が滅茶苦茶で、完全にイカレている。福島の地方高校を出て、看護学校を卒業し、横浜の病院で最初の勤務をスタートした言うが、病院でそれ程死者を見るのが嫌なら、又看護師の資格を持っているなら、大病院以外の町医者等への転職は出来なかったのか・・。兎も角、彼女も身勝手犯行だ。自己中心、利己主義者。自分の利益を最優先にし、他人の利害はお構いなし。
学校での徳目の教育、SDBGではないが、他人を思いやる心の涵養、自己犠牲、等々の教育の大改革は必要だ。萩生田さんに期待したのだが、内閣改造で経産省に出てしまった。後任の文科大臣は誰かも知らない。寒々しい限りだ。
