ちゃおチャオブログ

日々の連続

秋の1日、深大寺(1)元三大師体内仏。

元三大師特別展が行われている深大寺にやってきた。

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元三大師体内仏、205年ぶりに人の目に触れる。

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この処毎日秋の好天が続いている。気温も暖かく、外出には最適だ。TVニュースでは朝から東名、中央、各高速道の渋滞が報じられている。コロナ解禁になって、待ちに待った遠出が可能になって、皆思い切り羽根を伸ばしたいのだろう。

数日前の新聞記事で、深大寺元三大師体内仏が今月25日まで一般公開されているとのこと。高さ2m、重文の元三大師座像が現在上野博物館で開催されている天台宗展に貸し出されている間、その体内仏がここで展示されているとのことだ。江戸末期に両国の回向院で出開帳が行われて以来、205年ぶりの開帳だ。

昼前家を出て深大寺へ。いつもは国宝の釈迦牟尼仏椅像が展示されている特別室(釈迦堂)が、今日は模様替えして大師の体内仏展示だ。早くも20人程の参観者が入室を待っている。コロナ対策の為、特別室へ入室できる人数制限をしていて、一度に10人程度しか入れない。

いつもはお釈迦さんが座っている場所に、元三大師が厨子の中に納まっている。大きさは3寸、約15cm程の小さなものだが、眼は爛々とし、長い角も生えている。鬼大師だ。正月の三日に72歳で亡くなったことより、元三大師と呼ばれているが、霊力が高く、病気退治にこの大師が庶民の間には持てはやされていた。疫病を懲らしめる為に形相も鬼になり、角も生えた。従って人々の間に、鬼大師、角大師と呼ばれ、降魔影木病退治の守り神として親しまれた。

いつもの国宝釈迦牟尼仏の拝観料は300円だが、今日は特別で500円。更に版木から印刷された角大師は2000円。コロナ禍の2年間、参詣者も減って財収も逼迫していたかも知れないが、この特別開帳で一気に挽回する積りかも知れない。迫力満点の大師像に世の平安を願い、特別室を出た。

 

降魔、病気平癒、疫病退散、等霊力高く、別名、鬼大師、角大師、とも呼ばれている。

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昼前ではあるが、特別室(釈迦堂)前には、既に20人以上の参観者が列を作っていた。

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