今日から大相撲九州場所が始まる。福岡での開催は２年ぶり。コロナ解禁になってから福岡では初めてで、館内満員の観客。九州フアンに取っては待ちに待った場所だろう。
ご当地福岡築上郡出身の松鳳山、かなりの歳になっていると思うが、まだ幕内で頑張っている。熊本の佐田の海、父親と同じ生であるが、顔つきも性格も似ている。血筋は争えない。同じ熊本出身の大関正代、いつもの事ながら、何か煮え切らない相撲で、初日を負ける。上にも行かない下にも下がらない、相撲取り口とおなじように、宙ぶらりんだ。
今場所から一人親方の照ノ富士、永らく白鵬が一人親方を務めていたが、彼が引退した今、照ノ富士が綱を守っている。大相撲フアンも、場所へ来て、横綱の四股が見られるのと、見られないのとでは、興奮の度合いも違うだろう。その照ノ富士、今日は同じモンゴル出身の霧ば山との対戦、熱戦の末破ったが、いずれにしても今の日本の大相撲はモンゴル無しでは成り立たない。現状を見渡すに、当分の先まで日本人の横綱は誕生しそうにない。国技が出稼ぎ外国人に支えられている。
