ちゃおチャオブログ

日々の連続

紀の国訪問記(83)海南市、藤白神社へ。

海南市は中々の工業都市だ。

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鉄道が高架になっていて、この海南駅ビルもそれに合わせて新築されたようだ。

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駅前広場も広く、大きく整備されている。

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海南市案内図。藤白神社はどこだ??

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和歌山市の南隣の海南市。50年前にこの町を自転車で通り過ぎたかどうか、定かな記憶はない。初めて来る思いだ。電車の窓から町の郊外が見えたが、埋立地には多くの煙突が突き出ていて、和歌山臨海工業地帯の一角をなしているようだ。和歌山市にも近く、通勤圏にもなっているのだろう。駅はモダンで、最近、ここ10年の間に新築されたものだろう。鉄道が高架になっているから、それに合わせて全体的な駅前整備が行われたようだ。駅前広場も、人通りは少ないが、広々としたどこか外国の町の広場のような感じもする。

 

今日の最初の訪問先はここから歩いて20分程の場所にある藤白神社。この神社も歴史は古く、熊野古道の中でも別格神社になっている。それよりも、この神社は全国鈴木姓の発祥の地であり、今回旅行の1月前、隣の鈴木さんが91歳で亡くなり、その供養の意味もあって訪ねることにした。日本人の姓が全国で幾つあるか知らないが、鈴木姓は多分全国で一番多い苗字だろう。

 

駅ビルを出て、JR紀勢線の高架の下の道路を田辺に戻る方向に10分程歩く。高架の先に小学校があり、そこを左に山の方向に歩いて行くと熊野古道に出る。上皇初め、昔の人が歩いた巡礼道だ。所所に石の道標が建っていて、道案内をしてくれる。今は車が漸くすれ違えるような細い道路で、古道は住宅地の中を通っている。似たような細い道路が交差していて、道標がないと迷ってしまう。道路は段々高台に向かって上がって行き、案内図ではこの住宅地の先に目指す神社があるとのことである。

 

鉄道高架の下をこの道路に沿って南に進む。

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高架の下を10分程歩き、山に向かって進むと、住宅地の中に熊野古道の案内が見ててきた。

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人々は1000年も昔からこの路を歩き、熊野に向かったのだ。

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白神社はその古道の最初の王子社になる。

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