ちゃおチャオブログ

日々の連続

日帰り信州紅葉狩り(2)御射鹿池(みしゃかいけ)へ。

バスの前方右手に八ヶ岳が見えてきた。

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八ヶ岳は自分に取っては思い出の山だ。

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嘗ては、この山も縦走した。今から20年前の2001年のことだ。

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中央高速は茅野で降り、最初の訪問先、御射鹿池に向かう。

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過去数年、過年度の信州紅葉狩りは、友人との温泉ドライブ旅行で、高速道はいつも上越道を使っていた。八ヶ岳の北側の小諸とか上田方面だ。中央高速で、このコースを走るのは久しぶりだ。以前白州に別荘地を持っていて、以前はこの中央高速を通って韮崎まで来ていたが、それももう20年以上も前のことで、妻が病気になり、子供たちも大きくなり、もう全く来なくなった。その土地も3年前に六分の一の値段で処分した。

 

その頃、八ヶ岳の周辺、清里とか野辺山、白駒湖辺りはドライブし、妻が病気になって以降は、一人でこの八ヶ岳を縦走したこともあった。八ヶ岳は名前の通り、8つの峰、ピークからなっていて、清里に近い編笠山から登って、最高峰、赤岳山頂傍の山小屋に泊まり、眼下の甲府盆地のまばゆい明かりを眺め、翌日は硫黄岳を経由して美濃戸口まで下ったこともあった。今バスの右手に見える峰々は懐かしい思い出の山だ。最高峰赤岳は3000mに100m程足りない高峰で、3000m級の山に登ったのは、これが最初だったと思う。記録を辿れば、この山に登ったのは2001年の9月のことで、日本百名山14番目の山だった。赤岳山頂から眺めた当時の俳句が残っている。
「赤岳の 峰の正面 茜富士」。(2899m)

 

日本国が経済的舵取りに失敗し、この30年間、国民の所得は据え置かれ、30年前に夢見た老後の優雅な別荘暮らしの夢も敢え無く破れ、今はしがない年金暮らしで、こうして見知らぬ人との団体バスツアーに参加しているが、これが元元の自分の姿で、元の形に戻ったと思えば、何も悔やむことは無い。

 

中央高速は韮崎の先の茅野で下車し、今日最初の訪問地御射鹿池に向かう。茅野の集落を通り抜け、原村の高原耕作地を通り抜け、山に入る。八ヶ岳の西の端辺りで、多分、尖り石遺跡に近い辺りだろう。道路は観光用に造成され、目的地に近づくにつれ、両側には紅葉が見えて来る。11月最初の週、丁度良い季節にやってきた。

 

山間部ではもう落葉が始まっている。

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観光道路はカラ松林の中を通り抜けていく。

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ああ、見事な紅葉が始まっている。

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御射鹿池周辺は車の渋滞だ。

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