ちゃおチャオブログ

日々の連続

函館の三日間(16)函館山に向かう途中の商店街。タイ語の表示。

ホテルフロントで聞いたら、函館山に登るバスが出ているとの事。バス停に向かって歩くと、正面に函館山が大きく見えてきた。

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この辺りはベイエリアというのだろう。再開発されて、良いショッピングエリアになっている。

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街路樹なども随分と凝って、モダンだ。

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  • 駅前市場とは別に、ここにも海鮮市場がある。

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夕暮れまでにはまだ少し早いが、函館山に夜景を見に行くことにした。元気な頃だったら300m程の高さの山など、30分も掛からず登れるのだが、今はもう到底無理。それに今日は既に十分歩いた。ホテルのフロントで聞くと、山頂まで行くバスはホテル前の道路を少し行った先、金森倉庫群の手前辺りにバス停があり、ロープウエイを使わなくてもそのまま山頂まで行けるとのことだった。

バス停を探しがてら、ぶらぶら海岸通りを歩いて、金森倉庫群の方に歩いて行く。この辺り一帯はベイエリアと呼ばれ、何時頃開発されたのか、随分綺麗に整備された国際観光都市の街並みになっている。大々的な再開発で、函館を国際的な観光都市に売り出そうとする第一歩のスタート地点なのだが、生憎のこのコロナ禍、小奇麗な街並みは客もまばらで、閑散としている。同じような中国の観光重点地区では、客がうじゃうじゃ、満員電車並みの人出を見せているが、人口の少ない日本ではそうした溢れかえる状況は、もうこの先到底見込めないだろう。海外からお客さんを呼ぶ以外に、活性化の方法はないのだが、この2年コロナで鎖国状態の日本各地の観光地は、どこも青色吐息に違いない。

綺麗な蔦に覆われたレンガ造りの古い建物がある。これも以前は何かの倉庫だったのだろうが、今は内装を替えて、明るい土産ショップに変身している。中を覗くとバラエティーショップのような多種多様な土産品が並べられているが、客の姿は殆ど見えない。コロナ禍で、函館まで観光でやってくる酔狂人はいないという事か・・。店の入り口に免税店の看板が掛かっている。漢字で2文字書かれているが、これは共産中国人が使用する簡体字と中国人以外の中華系民族、台湾人や香港人、シンガポーリアンが使用する繁体字で書かれたものだが、見た処殆ど同じで、区別する必要はないとは思うのだが、それぞれの国人のプライドのようなものがあって、どちらの文字で書いてあっても双方共に理解はできる筈だが、プライドが許さないないのだろう。

繁体字簡体字、それに変な記号文字のようなハングルに続いて、何と、ここにはタイ語の表記もあるではないか! ここ10数年タイも経済的に発展し、海外旅行なども盛んになって、雪のないタイ人に取ってスイスや日本は人気の場所だ。特に北海道は人気の場所で、コロナ以前には札幌とバンコクの直行便なども就航されていて、各運行会社に取ってはドル箱路線だった。そうしたタイ人観光客が札幌方面やニセコ、それにここ函館にも流れて来るのだろう。タイ語で「ร้าน สินค้า ปลอดภาษี 」(ラーン シンカー プロ―トパーシー)と書いてある。これは正に上の漢字と同じ意味で、「店 商品 無税」の事で、正に免税店のことだ。いやー、こんな場所でもう何年も使っていないタイ語の勉強をした。思いも寄らぬことだった。

 

ああ、随分蔦に覆われた建物がある。

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  • 元の倉庫を改装して、今は土産ショップに模様替えされている。

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    ああ、いろいろ賑やかな商品の品揃いだ。

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    免税店。ああ、タイ語でも表記されている。「ラーンシンカー プロ―トパーシー」。ああ、全くその通り「免税店」だ。思わぬ場所でタイ語の勉強になった。

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