ちゃおチャオブログ

日々の連続

2.8(火・晴れ)Gold Rushならず。絶対女王、悲運の王女。

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北京五輪が始まって3日目。日の丸のGold Rushを期待していたが、ジャンプの小林悠斗が大ジャンプで金を取った以外、後続がない。期待された高木美保、宿敵ブーストに一敗地に塗れる。オランダ勢の圧倒的強さ。前平昌では、3000mをオランダ勢が独占し、今回高木は6位に沈んだが、1500mの世界記録保持者の高木に取って、35歳のブーストを破るのは、当然と思われていた。過去3年、ブーストは然したるレコードも出さず、低迷していたが、昨日の1500m、全く見違える滑り、35歳を思わせぬ力強い滑りで、OR,五輪記録を打ち立て優勝。既に金メダルを5個取っていたが、今回更に1個を加えた。恐るべき氷上の女王だ。世界一速い高木でも適わなかった。五輪では特別の力がでるのか、圧倒的強さだった。オランダは伝統的にスケートが飛び抜けて強い国。嘗ては男子でハイデンなどもいた。平昌でもブーストに破れ2位。今回借りを返すことはできなかった。27歳の高木、4年後の次のイタリアではまだ31歳、頑張れるだろう。その時は流石にもうブーストはいないだろう。鬼のいない間に選択だ。

 

オランダに絶対女王がいるが、日本には悲運の王女がいる。数々の世界戦で、数々の優勝を果たし、日本人の最多記録を建てた高梨沙羅。不運というか、悲運に泣く。今回こそは金を目指したが、運は味方せず、悲劇に泣いた。実に大和なでしこらしい、たよわかさだ。実力はあるのに、運に見放された。彼女もまだ25歳。これが最後ではない。4年後もまだ29歳。イタリアの地で、最後の花を咲かせてほしい。

 

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