ちゃおチャオブログ

日々の連続

5.30(月・晴れ)東証、底を打ったか? ロシア人の離反。プーチンの末路は近い。

 

 

東証、27,000円の壁が強く意識され、数週間来、この壁に押し戻される展開が続いていたが、今日はその壁をぶち抜いて、大きく上げる。一時は600円以上も上げた勢いもあったが、最終的には587円の上げで27,369円で終了。金曜日、NYが大きく上げて、90年ぶりの8週連続下げの記録を打ち破り、ダウで575ドル、ナスダックで390ポイントと、大幅上げを好感して、東京も大きく上げた。東証、これで底を打ったと思いたい。これから年末に向かって、いよいよ3万円の大台越えに向かって進んで行ってもらいたい。

 

国と国民は別人格で、民主国家では、それぞれ別の方向に向かって動き出すこともある。タダ独裁国家共産国家では、国民の自由行動は許されず、独裁者もしくは共産国家指導者の命令に従って動かざるを得ない。頭と心で違うことを考えていても、それは表現もできないし、もしも自分個人の考えで行動したら、国歌反逆罪で処刑もされる。

ロシア、北朝鮮、シリアなどがその典型で、国民は人間としてではなく、国家の部品の一部、壊れたらいつでも交換の利く歯車となっている。しかし、そうした国民でも実際は機械ではなく人間で、人の感情は持っている。ロシアで言えば、「母の会」で、戦場に送られ、犠牲になった子息の安否を気遣う母親の声が大きくなりつつある。プーチンはそうした声を抑える為に、戦争犠牲者への補償金の大幅な増額、現役将兵の大幅な給与増額などを打ち出しているが、そうした声を収めることは既に難しくなっている。

犠牲が余りにも多く、戦争開始から僅か3か月で、既にアフガンの7年間の犠牲者を超えている。先日は、ジュネーブ駐在のロシア大使館参事官が、亡命し、プーチンに対し強烈な反旗を振りかざしている。極東の州議会では、議員が議場でプーチン批判を繰り広げた。その後、その議員がどうなったかの報道はないが、その議員も処刑を覚悟の上の反旗だったのだろう。ナワリヌイはまだ刑務所だが、遅かれ釈放されるだろう。

国民の声、政権内部の足元からの反旗、最近のプーチンには精彩はない。今日のエルドアンとの会談に何を言うつもりか。相変わらず、相手を非難する虚勢を見せるだろうが、もう既に半分は通じなくなってきている。プーチンの末路は近い。