ちゃおチャオブログ

日々の連続

壱岐・対馬2島巡り(27)ホテルトーヨコにチェックイン後、近くの料亭で夕食。

今晩のホテルトーヨコインは市の中心部にあって、ホテルの横の路地には、幕府の朝鮮通信使接遇場所の碑がたっていた。江戸時代を通じ、通信使は10数回来日したが、これは文化年間のものだ。

 

ホテル5階の窓から厳原市内の様子。右手奥に金石城、更にその先に万松院がある。

 

ホテルのベッド。最近はやや横幅を広くしている。

 

  • ホテルから歩いて5分程の場所にある郷土料理店での夕食。

 

対馬市対馬全体が一つの市になっていて、どこが市の中心というものはなさそうだ。そんな中で、厳原は対馬藩の城下町で、昔から発展していた筈だが、賑やかな街並みも通りも商店街もない。昨日の郷ノ浦の方がまだごちゃごちゃと小売店電気店等の商店が並んでいた。市の中心の交差点の横に大きな公共施設があるが、後でそこは市の交流センターと分かり、その建物の中にマックスバリューのスーパー、マツモトキヨシの薬局が、店屋らしい店だった。そこも韓国客を相手の免税店になっているが、この2年間、韓国からの買い物客は途絶えている。結局島国で、消費が活発になるほどの富の蓄積は進まなかったようだ。

トーヨコインはこの交差点から100m程、その交流センターの向かい側にあり、7階建ての建物はこの町一番の高いビルに違いない。このホテルも又韓国客を当て込んで建てられたと思うが、現状入国者ゼロの状態では四苦八苦に違いない。細々と我々ツアー客や国内からポチポチやってくる個人客を相手にやって行かざるを得ない。政府からの経営支援、持続化給付金等の援助はあるとしても、維持していくのが精一杯だろう。いつまで続くかなコロナ禍の苦難。漸く薄明かりが見えてきたように思えるが・・。

トーヨコインは去年石垣島へ行った時に泊っているが、全国チェーン展開で、同じような広さの同じようなタイプの部屋で、チェックイン後5階の部屋で一休みし、集合時間の6時半、1階のロビーに降りる。今晩の夕食はここから歩いて5分程の郷土料理の店だ。先刻の交差点を渡って、波止場の方に向かって歩く。町にはネオンは無く、明るいコンビニもなく、薄暗い路地のような狭い道路を前の人に付いて歩いて行く。

今日も又店の名前の通り、郷土料理であるが、昨日の国民宿舎壱岐島荘程の豪華さはない。昨日、飲み過ぎた手前もあって、今晩はお酒は遠慮して置こうと思ったが、料理を前にして何も飲まないのでは、店に対し申し訳ない気持ちもし、ビール1本だけを注文した。問題は肝臓に負担を掛けてはならないことで、後何年上手に持ってくれるかが、当面の問題だ。夕食後は又さみだれ解散で、暗いの夜道をトボトボ歩いて帰館した。途中立ち寄る店も何もなく、全く田舎の帰り道だった。

 

  • 昨夜の壱岐島荘と比べると、やや貧弱。

  • それでも刺身は新鮮で美味しかった。

     

    深海魚の一種、目光り(トロボッチ)の素上げは美味しく頂けた。


    今晩の郷土料理の店。