ちゃおチャオブログ

日々の連続

西国観音霊場巡り(5)関西空港へ到着。

機は一旦北上し、和歌山市内上空を飛ぶ。中央の緑地は和歌山城だ。

 

紀ノ川河口に出て、そのまま北上するかと思ったら、左に向きを変え、紀淡海峡を横断する。

 

この雑賀岬の辺りから海峡を横断する。前方に四国の山並みも見える。

 

四国山中は雲の中だ。以前剣山に登った時は山頂からこの海峡を見たが・・。

 

 

和歌山と四国分かつ紀淡海峡は本当に狭い。以前和歌山サイドから四国側を見たことも何回かあるが、四国の山並みは海の向こうの直ぐ先に横たわっていた。海峡の幅としては10キロもないだろう。紀伊山脈を横断し、田辺辺りに出た飛行機は、一旦は北上し、和歌山の紀ノ川河口付近まで上がって来たが、そのまま直接関西空港へ向かわずに左旋回しこの海峡を横断し、四国上空を飛ぶ。眼下に見える市街地は紀伊半島側の町ではなく、四国徳島のどこかの町だ。徳島市にも大きな川が流れているが、見た感じ、川幅は吉野川程の大きさは無く、市域も徳島市よりは小さいようだ。徳島の南、阿南市とか小松島のどこかだろう。

 

徳島空港は過去数回来ているが、このまま着陸態勢に入れば空港だが、機は高度を下げずに又右旋回し、海峡上に出る。無駄な飛行をすることにより、時間調整、或いは着陸待ちをしているのかも知れない。前回来た時も思ったが、眼下の海峡、即ち、茅渟の海は、本当に波も無く、穏やかだ。数年前台風がこの地方を襲い、アンカーを下ろして泉州沖に停泊していた貨物船が強風に煽られてドンドン流され、関西空港連絡橋に激突し、唯一の交通網が遮断された空港が半年近くも使用不能状態になったが、この穏やかな海がそれ程荒れ狂うとは、機上から眺めていて凡そ想像もできないことだ。それよりも前の10年程前、大さんと立川駅近くの居酒屋で、鰯の刺身を食べ、実に美味しかったが、マスターに聞くと、それは泉州沖の鰯とのことだった。泉州鰯の刺身を食べ、千宗室を想った。

 

前回は確か和歌山北の雑賀岬をそのまままっすぐ海岸線に沿って北上し、着陸したが、今日は反対の北側、それこそ千宗室の故郷、堺の上空で反転し、下降した。いずれにしても海の上にある空港だから、南北どちらの方向からでも自由に着陸できるのだ。1年ぶりの関西空港。前方の連絡橋の向こうに特徴的な泉空港タワーが見える。羽田の離陸が遅れ、着陸も20分程遅れてしまった。大阪天満で待ち合わせした稲さんを待たせなければ良いのだが・・。

 

ああ、眼下に街が見える。・・どこだろう・・。徳島市にしては川も狭いし、町域も小さい。

 

このまま徳島空港に着陸した方が早いようだ。

 

再び紀淡海峡に出る。前方は紀伊半島だ。雑賀岬か?

 

波静かな茅渟の海を北上する。前方は大阪だ。