忙しい総理だ。国会の合間を縫って、一昨日の土曜日の朝豪州パースへ出かけ、そこでアルバジーニー首相と面談し、日豪軍事協定に調印し、１泊２日、昨日豪州を出て昨日中に帰国した。それ程までに慌てて豪州まで行く必要があったのか・・。それよりも帰りにインドネシアに立ち寄って、ジョコにロシアとの精油プラント共同建設を阻止すべきだ。世界の中でロシアをのさばらせてはいけない。少なくともアジアに於いては日本が主導的に行動しなければ、アジア唯一のG7国とは自慢もできない。
その忙しい総理、今朝から又国会。午前衆院の予算委、午後からは参院の予算委。煮え切らない答弁を繰り返していたが、昼休みの間、山際大臣の辞任ニュースが流れたが、午後の答弁では否定していた。が、夕方のニュース速報で辞任が明らかになった。先週もそうだったが、今日も朝から午後まで教団との関係を責められ続けたら、大臣席に座っているのもホトホト嫌になるだろう。大臣さえ辞めれば細田や萩生田のように議会で攻められることもない。大臣は辞めても議員の職は保障されているのだから、３年後の総選挙までじっくり辛抱していればよい。その頃になれば選挙民も統一教会との関係も忘れているだろう。熱しやすく、冷めやすい国民性だ。
山際辞任で、ドミノにならないことを恐れているに違いない。カルト問題以外にもお金の問題で寺田総務大臣がやり玉に上がっている。元大蔵省終身で、どこか地方の税務署長までしている。節税には長けているのだろうが、それが法律に触れる行為だったら、一発でアウトだ。次なる地雷原はこの寺田か・・。広島出身で池田勇人の女婿。総理とは切っても切れない深い縁がある。寺田が攻撃対象になり、ドミノ辞任にでもなったら、内閣はもう持たないだろう。岸田の瀬戸際だ。
