ちゃおチャオブログ

日々の連続

11.6(日・晴れ)米中間選挙。

 

 

明後日火曜日は米国中間選挙だ。下院議員全員と上院の三分の一が改選される。下院、上院共に共和党が優勢で、今の下院議長ベロシは退任し、共和党の院内総務が議長職に就く。上院も接戦だが、50-50が崩れ、51-49で共和優勢と見られている。

今でも、老いぼれバイデンと皮肉られているが、大統領後半の2年間、いよいよレームダックが進むだろう。世界の政治がどのように変化していくか。イギリス新首相のインデアンボーイは未知数で、イタリア女性首相は極右。連立の一角にはプーチンと仲良しのベルルスコーニが目を光らせている。ドイツシュルツは、大勢の財界人を引き連れて北京詣で、3期目の習と会った最初の首脳となった。ドイツ国内では訪中反対論も強かったようだが、このウクライナ危機で、ドイツ経済も背に腹は代えられない。最大貿易相手国の中国にすり寄らざるを得なかったのだ。

その中国、昨日からエマニュエルトッドが5年ぶりに来日している。早くも中国人口減に着目し、それ程遠くない将来、中国の凋落が始まると。産業界では米国主導で既に中国離れが加速している。中国は近未来に内外からの激しい攻撃にさらされるだろう。3期目の習、この先5年間持つかどうかは未知数だ。

米国最大規模のファンド責任者が近々の米国ハイパーインフレを予測しているという。金余り現象はストップ掛けられず、ハイパーになるという。日本は既に札を目一杯刷っている。ここへ来て、又更に40兆円の追加支援金。これだけ円を刷っていれば、円が安くなるのは当然だ。米国よりも先に日本がハイパーになり、1ドルが500円時代を予測する学者も出てきた。1次大戦後のドイツが1ドル1億マルクになったようなものだ。

フェニックスは破壊、破滅の中から再生する。日本が大戦で焦土となり、ゼロから立ち上がったように、世界の経済もパラダイムも一度は滅茶苦茶に破壊されないと、新世紀はやってこないのか・・。今のウクライナ以上の夥しい人々の犠牲を待たないと、新世代はやってこないのか・・。暗澹たる時代は勘弁してもらいたい。