ちゃおチャオブログ

日々の連続

西国観音霊場巡り(17)京都護国神社参拝。

二寧坂を下って少し進んだ先に大きな駐車場があり、その右に鳥居がある。この先に護国神社があるのだ。とすると、あの山は霊山か・・。

 

300-400mの登り坂を上がって、漸く護国神社に着いた。

 

京都護国神社。国に殉じた英霊が祀られている。

 

坂本龍馬の霊廟は更にこの奥、霊山の麓にあって、更に100m以上の参道を登って行かなければならない。この場で、遙拝することにした。

 

 

二寧(念)坂、三寧坂の順番がどちらかが先か後か、又二念、三念があれば、どこかに当然一寧坂もあると思われるが、地理的案内が不明で、どこにどのようにあるのかは自分には分からない。いずれにしてもこの坂を下り降りて、少し進んだ先に大きな駐車場があり、観光バスも何台か駐車している。観光客はこの大型バス駐車場から二寧坂を上って清水寺に参拝し、帰りにも又この坂を下るので、参拝が終わったお客が土産店に立ち寄る機会も多いだろう。狭い石段の両側にお洒落な感じの土産店が幾つも店を構えていた。

 

大型バス駐車場の右手に大きな鳥居があり、その先の小高い丘の上に京都護国神社がある。緩やかな坂ではあるが、見た処は300m以上はありそうだ。護国神社には坂本龍馬の霊廟がある。明治維新の2年前、京都伏見の寺田屋で急死に一生を得た竜馬は、しかしその後、維新の僅か半年前、今度は市内河原町の近江屋で凶刃に倒れてしまった。享年32歳。その墓地にはコロナ以前には毎年多くの竜馬フアンが参拝に訪れ、是非参拝したいと思った。

 

坂の長さに一度は怯んだが、兎も角両手を併せようと、頑張ることにした。坂は思っていたよりも長く、自分の足には急坂で、数回立ち休みやガードレールに腰を下ろし、足の苦痛を和らげた。スタスタ歩いて行く人の3倍、5倍以上の時間を掛けて漸く神社に到達。霊廟はその境内にあるかと想像していたが、そこから更に100m程の坂道を登った小高い先にある。この後ろの山は霊山だが、その霊山の麓に当たる。・・ああ、もうダメだ。これ以上は登れない。残念ながら、境内で遥拝することにした。

 

この護国神社は全国にある同名の神社同様に、明治以来の国家に貢献した英霊の御霊が祀られている。境内の左端が見通しの良い開けた場所にあり、京都市内も一望に見える。その開けた場所に幾つかの戦没連隊慰霊碑が建っている。所狭しという状態で、重なり合っている。その代表的な騎馬連隊碑にお参りし、神社を後にした。神社の前の道路を渡った先には竜馬の遺品等を展示する霊山記念館があるが、とてもそこまで行く意欲は無い。行はよいよい、帰りは又更に大変だ。膝を曲げるのも苦痛で、殆ど直棒のような状態で下り降りた。

 

境内の左端からは京都市内が良く見える。

 

その見晴らしの良い場所に各連隊、舞台の慰霊碑が建っている。

 

道路の向かいの霊山記念館には寄らずして、そのまま下山した。

 

前方に又八坂の塔が見えてきた。