ちゃおチャオブログ

日々の連続

11.14(月・曇り)深発地震。

 

 

大相撲中入り後の取り組みを見ていたら、突然に地震情報の画面に切り替わり、関東東北地方で最大震度4の地震が発生したとのこと。震源地は三重県南部の地下350キロ付近だが、揺れが発生したのは東京以北で、震源地付近の三重県中部地方での揺れは無い。不思議な地震だ。地下の350キロを水平に横にすれば、東京から直線で丁度三重県辺り。そんな事ってあるのか? 地元がゼロで、350キロ以上も離れた場所に大きな揺れ。

その内、東大地震研の教授がインタビューに応じ、今回の地震は「深発地震」との解説。余り聞きなれない名前だが、過去にもこのような地震は何回か発生しているとのこと。何だ、そのまま地下の深い場所での地震発生を深発地震と言っているだけのことじゃないか。発生源の真上にエネルギーが伝わるのではなく、350キロも離れた場所の地表に出て来る説明が全く無い。先生自体が地下の深い所では、良く分からない、良く見えないのかも知れない。

 

今回は最大震度4で被害発生は報じられていないが、実際、地下で何が起きているのかも分からないし、こんなリモート地震じゃ、予測しようもない。高高度とか高深度の言葉もあって、技術の進歩で、極超高度の成層圏外の状況も分かりつつあるが、地下に関してはまだ暗中模索の状態だ。出たとこ勝負で、発生後の解説に終始している。地震学者の誰一人、地震発生のメカニックが解明できないから、地震予知は全く出来ない。出来るのは経験則上の周期説で、60年に一度とか、200年に一度とかの大地震がやってくる、と。そんな程度の幼稚な予測しかできない。

 

東海大地震が叫ばれて、既に60年。三重はその東海沖の西の端。11年前の三陸地震は、300キロ以上の三陸沖地殻が変動し、大地震が発生した。今回の三重沖深発地震が、東海沖350キロの大深度地震の前兆でなければよいのだが・・。東北を襲った大災害が、今度は東京東海地方にやって来ないことを願い次第だが、地下の事は神のみぞ知る。カルト教祖だったら「神を信じなさい」と言う。ひたすら「吾を信じなさい」という。麻原彰晃のように、「ハルマゲドンがやって来る前に、沖縄石垣島に逃げなさい」と。しかし、地震はそんなカルトとはお構いなしに、やって来る時は突然にやって来る。この地震列島に生きる日本人は、その覚悟は必要だろう。