ちゃおチャオブログ

日々の連続

11.19(土・晴れ)森喜朗のトンチンカン。

 

 

五輪汚職の網も上手にすり抜けた森喜朗。何年か前病気で倒れ、そのまま政界を引退するかと思っていたら、どっこい、自分の銅像を郷里の石川に建てるまでは身を引かないようだ。安倍元総理が暗殺されて以降、俺が安倍派の後見人だと言わんばかりに露出度が増している。

自分は見ていなかったが、Takaさんの報告によれば、何かのテレビで又バカなことを言ったようだ。ロシアのウクライナ侵略に関し、ロシアが一方的に悪い訳ではなく、ゼレンスキー大統領にも何がしかの責任があると。日本の報道はほぼ西側諸国からのニュースであり、公平を欠いている。ロシアの立場に立った報道も同時にすべきだと。

更に、今回の戦争をストップさせるために、プーチンの信頼の厚い鈴木宗男を政府特使としてモスクワに送り、プーチンとの話し合いを行わせるべきだと。

全くこのトンチンカン! 森は政府特使として何回かモスクワに行っているが、そこで何か弱みでも掴まれたのではないか? ハニートラップに引っ掛かったか? そんな風に疑いたくもなる時代錯誤の耄碌爺い。

 

安倍元総理はプーチンと27回も会っが、島は1mmも戻って来ず、莫大な国費を浪費しただけに終わったが、それもこれも宗男の甘言に乗って騙されたに他ならない。「プーチンは信頼できる大統領だから、総理が誠意を示せば、歯舞色丹の2島は戻る」と。

その結果、一体国費をどれ程浪費したかは機密事項で公表されていないが、シベリア開発で2兆円もの税金を投入し、結果的には大半がロシアに掠め取られた。騙された安倍もバカだったが、総理には幕僚もついていて、誰一人「プーチン帝国主義者で、侵略者だから、交渉を何回重ねても島は戻って来ない」と忠告しなかったのか。ただそうした忠告があったとしても、ムネオ以上にプーチンと仲良しの喜朗から、同じようなことを言われたら、そんな忠告も安倍の耳には入らなかっただろう。

 

今から22年前の丁度2000年、沖縄でG8サミットが開かれたが、この時まだ新参者であったロシアプーチンは他の7か国の首脳を待たせて、半日も遅れてやってきた。世界の首脳が半日間を無駄にした。この時主宰者の喜朗は、プーチンに苦言を呈するでもなく、ニコニコ顔で迎い入れ、プーチンを増長させるきっかけを作ったのだ。KGB出身のプーチンは、ワザと会議に遅れることによって、相手を値踏みし、自身が有利なマウントを取る策略があった。

それから16年後、当時の安倍総理プーチンを郷里の長門に招き、更なる領土交渉を行ったが、何とその時のプーチンは、沖縄以上の大遅参で、安倍も当てもなくその辺をぶらぶらして時間潰しするしか能がなかった。こんな状態で「オモテナシ」をしても、業突く張りのプーチンには通じるハズもない。この時、官房機密費から一体幾らのお土産代を払ったか! こんなのも、一定の期間が過ぎたら、全て公開すべきだ。機密費とは言え国民の税金だ。

それもこれもプーチンを増長させたのは、2000年の沖縄サミットからであり、喜朗以下日本の政治家は全てプーチンにマウントされている。ムネオ父娘などは、もうプーチンの広告塔のように動いている。こんなトンチンカンなクゾじじいが、安倍派後見人気取りで大きな顔をしているが、こんなのが尚政界ででかい顔している日本の政治は世も末だ。