南門を入った正面に舞殿がある。本殿はこの舞殿の後ろにある。
祇園造りの本殿だ。
正面が舞殿で右が本殿。
本殿にお参りする。
漸く八坂神社に辿り着いた。京阪三条駅を出てから、六波羅蜜寺~清水寺~護国神社を参拝し、ここまでやって来た。西国観音霊場歩き遍路のガイドブックを見た限りでは簡単に回れると思っていたが、今の自分の足ではここまで来るのも大仕事だ。ガイドブックにはこの先、知恩院~青蓮院への歩きコースが案内されていたが、今日はここまでにしておこう。いずれにしてもここ八坂を含め、知恩院も青蓮院も観音霊場ではないのだ。オミットしたからと言って、三十三霊場巡拝には影響しない。
八坂神社西門から境内に入る。ここには以前少なくとも2回は来ている。記憶の程度は先の清水寺と同程度だ。見覚えのある奉納殿。境内マップを見ると、この奉納殿はここでは舞殿と呼ばれている。丁度鎌倉鶴岡八幡宮の本殿前の長い石段の下の正面に同じような舞殿があるが、そこでは義経との別れに際に、静御前が舞を踊ったが、こちら八坂では祇園の舞妓さんが艶やかに踊るのかも知れない。この舞殿も今入って来た石の鳥居も重文になっている。マップによれば、ここは西門ではなく、南門。ここが正規の正門になる。
その舞殿の奥には国宝の本殿がある。建物様式は自分には区別が付かないが、所謂祇園造りだ。ここは全国祇園社の総本社で、以前北九州の祇園神社を参拝したが、そこは映画「無法松の一生」にも出て来る祇園太鼓で有名な神社だった。全国に2000社以上ある祇園神社の総元締めで、この八坂神社自体も別名祇園神社とも呼ばれている。夏の間の1か月、この神社をスタートし、お旅所まで巡行する山鉾は、祇園祭と呼ばれていて、1000年を越える伝統行事となっている。いずれこれも又世界遺産に登録されるだろう。牛頭天皇、即ち素戔嗚尊を祀る社殿にお参りし、裏の丸山公園に向かった。
八坂神社(祇園社)本殿。
祇園の舞妓さんも沢山参詣にくる。
数十年ぶりにやってきた祇園社。平安を願う。
この神社の裏側にある円山公園の枝垂桜を見に行こう。