ちゃおチャオブログ

日々の連続

2.11(土・晴れ)日銀新総裁植田Who?



 

日銀新総裁、昨日まで下馬評に上がっていた副総裁の雨宮から一転、全く名前の挙がっていなかった元理事の上田氏に決定。来週衆参両院の同意を得て、正式に決まる。

黒田が過去10年に渡ってやってきた放漫財政を立て直すのは誰がやっても大変なことだろう。副総裁雨宮は過去8年黒田の下で黒田財政を支えてきて、財界金融界の殆どは雨宮の昇格と見ていたが、内部で長らく金融の舵取りをやって来た彼には、この先のイバラの道、待ち構えている地獄の釜が手に取りように分かり、総裁就任を固辞したのかも知れない。日銀総裁職は極めて高い名誉職ではあるが、それを天秤に掛けても、割に合わないと考えたのかも知れない。

上田氏の名前がどこからどういう経緯で上がって来たのか、昨日のニュースでは定かになっていないが、いずれにしても積年の膿、積みあがった国債と株式、これを解消していくのは尋常ではなく、ハイパーインフレが来ない限り、多分、100年経っても解消できないだろう。

年間予算の2割が既に国債の利払いとロールオーバーで消えて行く。現在の現在のマイナス金利が1%でも上がれば、1200兆円からの借金を抱える国家財政は、それだけで12兆円の利払いが増える。金利が5%まで上がれば、年間で60兆円の負担増。年間予算の半分が利払いに消えてしまい、国が運営できなくなる。年金や医療費の大幅カット、勿論軍備も維持できない。岸田が5年後に国防費40兆円と大風呂敷を広げているが、そんなのは絵に描いた餅になってしまう。

積年の付が漸く国民の頭上に降りかかってくる。