ちゃおチャオブログ

日々の連続

2.13(月・小雨)東証続落。文芸春秋、芥川賞2作、佐藤厚志の「荒地の家族」。

 

 

朝から寒い小雨。雪にはならないから気温は低くても0度以上はあるのだろう。今日は終日氷雨の模様だ。

金曜日、NYDは上がっても、今朝の東京は冴えない。日銀新総裁、植田Whoに疑心暗鬼かも知れない。一時は400円以上も下げる。28,000円は中々超えられない。近づくと直ぐにワンタッチでずるずる下げて行く。弱い相場だ。

ボードを眺めていても栓無きこと、小雨の中東センターへ行く。一昨日発売の文芸春秋芥川賞2作が載っている。家にいてもサスペンスドラマのテレビを見ているだけだから、センターで芥川賞作品を読む方が少しはマシだろう。

 

小雨で寒く、図書館へ来ている人は殆どいない。貸し切り状態で文春を読む。今年は芥川賞直木賞も二人づつ、4作品が選ばれた。芥川賞には井戸川さんという女性と、仙台の書店員、佐藤さんの二人。井戸川さんのは読み始めたが、面白いは無く、仙台の佐藤厚志さんの「荒地の家族」を読み進める。仙台の南亘町が舞台で、東北大震災が遠景にある。かなり長い小説で、読み終えるのに3時間かかった。図書館内は事務員の二人と自分だけだから、静かなものだ。

子供が3歳の時に妻を亡くした植木職人の40前の男と、その同級生、再婚女性、等々を軸に、世の中が上手く回転していかない状況が乾いたタッチで描かれている。中々の出来だ。良い作家に成長するかも知れない。

芥川賞作品を読み終え、最初の頁に司馬遼太郎記念館の館長の記事があり、昨日2月12日が司馬の命日だった。亡くなって27年になるが、今年は生誕100年にもなる。今生きていれば100歳と言うことか・・。

晴耕雨読、ではないが、晴れた日は公園を散歩し、雨の日は図書館で文学に親しむ。老後の良い過ごし方だ。