ちゃおチャオブログ

日々の連続

2.20(月・晴れ)上皇両陛下、平和記念資料館を訪問。

 

東京新宿の都庁前の高層ビル、住友ビルの中に平和記念資料館がある。今ここではシベリア抑留された兵士と留守家族との企画展が行われている。今日上皇陛下、皇后が訪問された。ご高齢の両陛下、身体の不具合も顧みず、訪問された。

参謀本部瀬島龍三ソ連軍の取り決めがあったとは言え、民間人まで含めて60万人以上を満州から連れ去って、ロシア各地で強制労働させた。取り決めとは言え、日本人将兵、民間人を奴隷として酷使したのだ。栄養不良の酷寒の地で、1割以上の6万人以上が病死した。程度の差はあれ、ガ島やビルマ、フィリピン戦線での餓死程は酷くはなかったとしても殆ど栄養失調による餓死状態だ。死亡者数ではそれを越えている。

 

陛下は国内外、各地への慰霊の旅を続けておられる。多分、今回が最後の慰霊の旅になるだろう。日本が戦争の道に突き進み、300万人を越える同胞が死んで行った。当時、陛下はまだ中学生。父、昭和天皇が、何故この戦争を止めることができなかったのか、との生前の悔やむ思いを引き継ぎ、慰霊を続けてきた。日本国民はこの上皇両陛下の思いをしっかりと受け止めなければならないのだ。