ちゃおチャオブログ

日々の連続

2.28(火・晴れ)NHKは人材の墓場? 裏庭のフキノトウ。

 

2月最後の日。長い月よりも3日も短い。うるう年に生まれた人はどうすんだろう。4年に一度しか誕生日が回ってこない。結局、普通の人は毎年年齢を重ねるが、うるう年の人は4年に1度しか歳を重ねないのか・・。

2月最後の日、NHK大阪報道センターのアナウンサー、武田さんが最後の挨拶をした。1月程前、3月末でNHKを退職する旨を自ら公表していたが、その後も真面目に出社し、ニュースを報道していた。長らく夜7時のメインアナウンサーを務め、NHKの顔の一人だった。去年突然大阪報道局へ転勤となり、唖然としたが、彼も同じ思いだったかも知れない。どことなく元気なさそうにしていたが、腐ることもなく、今度、NHKは東京と大阪の2か所に報道センターを置き、その最初の仕事だと、淡々と説明していた。

東大出の53歳。入局してアナウンサー一筋。NHKにいてはキャリアアップは望めない。と言うか、適切な管理職のポストが与えられない。首都圏に勤務していたアナウンサーの多くが、50を過ぎて地方部局、地元の出身局に移動になっている。それがNHKの習わしらしい。地方局放送で、しばしば見慣れた顔が画面に出て来る。専門職とは言え、生涯アナウンサーか。以前内多さんというアナウンサーがいて、主に医療とか介護の番組を担当していたが、50を過ぎて退職し、今はそのキャリアを生かし、介護福祉のNPOか何かを経営する傍ら、公演も時々しているようだ。

NHKは人材の宝庫。多くが東大出のエリート社員で、志を持って入局したに違いない。だが、組織がそうした能力を生かしきれず、多くのアナウンサーが途中退職し、民間へ移っている。7時のアナウンサーを務めていた登坂も地元が北海道らしいが札幌に転勤になって、暫くして退社し、民間へ移っている。古くは膳場貴子さんなどもいて、入局3年目くらいに地方転勤を拒否し、民間へ移っている。

NHKは人材の宝庫ではあるが、人潰し、人材の墓場になっている。報道に対する政治の介入が良くないのだろう。

 

雑な庭ではあるが、いつの間にかフキノトウが芽を出し、今日は沢山採れた。1年ぶりのフキ味噌を作ろう。