ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.22(土・晴れ)骨肉の争い。

 

 

2週間程前、青森県の六日町で92歳の老いぼれが自らガソリンを積んだ車を運転し、80代の妹宅へ深夜押し入り、放火して、当時家にいた妹や娘、孫、合計4人と自身も焼け死んでしまったが、この兄妹間には、相続に絡む長い間の反目があった。男の平均寿命を大きく越えて生きたクソ爺が、死ぬ直前にその恨みを果たすべく、妹宅家族全員の殺害を計画したのだ。人間の業をまざまざと見せられた事件だった。

 

昨日は又隣の日野市で、深夜、高齢女性二人が住む民家に男が押し入り、斧でもって二人を襲ったが、その男は今朝、近くの多摩川で水死体で発見された。この男は昨夜襲われた高齢姉妹の70代の弟で、襲った後、自殺したと見られている。

この事件も又兄弟姉妹間の争いで、相続問題が絡んでいると思われる。どれ程の遺産が残されたのか、週刊誌を読んでいない自分には分からないが、血を分けた兄弟姉妹まで殺害する程の憎しみが生まれ、その憎しみは、自身が死んで行く歳にまで持ち続けられたのだ。

 

人間のおぞましさ。お金に振り回され、呪縛され、その呪文から抜け切れずに、兄弟姉妹間ですら、殺し合いをする。今の若者の裏バイト、集団電話詐欺、押し込み強盗と余り変わらない。人間はどこまで低劣に、劣化して行くのか・・。