ちゃおチャオブログ

日々の連続

5.12(金・晴れ)卑しゃげた目つきの総理の顔写真。直木賞作家、静かな死。



 

昨日のタイム誌電子版の表紙に岸田総理の顔写真が掲載された。上目遣いのどこか卑しゃげた顔付で、日本の総理のカバー写真には相応しくない。貧相だ。斜め上目遣いの構図はどこか宮沢賢治に似ているが、その目の奥の深層は真逆だ。賢治は生活に困っても尚人の善意、仏の救済を信じ、世の中を恨まない。むしろ感謝している眼差しだ。

一方の総理のこの眼つき。何か隠し事をしているいたずらっ子の目ならいざ知らず、GNP3位、大国日本の総理の顔とは思えない。タイム誌記者はよくぞこんなポーズの写真を撮ったかと、記者の技量を感心するよりも先に、こんなみっともない写真を載せさた官邸は何をしていたか!と。

過去タイム誌には堂々とした自信満々の佐藤栄作や、つい最近では輝かしいスポーツマンシップの大谷選手の写真が表紙を飾ったが、今回の岸田総理のこの顔つきは頂けない。今日になって画面の下に書いてあったタイトル、「今までの平和外交を捨てて、軍事大国になる」は官邸の抗議で差し替えられたが、写真自体はそのままだ。こんなみっともない写真を世界に晒すべきではない。ましてや、来週からはもう広島サミットだ。日本の総理が世界の笑いものにされたらかなわない。一刻も早く写真の差し替えも要求すべきだ。肖像権が棄損されないように、抗議すべきだ。

 

どこかで1度か2度は聞いた名前だ。直木賞作家原寮さんの死。76歳。今日の新聞訃報欄で知った。福岡出身で、九大卒のエリート作家。30年ほど前に直木賞を受賞したが、寡作であり、生涯に5作品程度しか出版されていない。作家も売れっ子になって、テレビマスコミに引っ張りだこになれば、贅沢な生活も送れるが、30数年で5作程度ではもう殆ど忘れらた作家の一人に違いない。代議士が選挙に落ちればタダの人になるが、作家も同様に、出版もせず、本も売れなければタダの人だ。

晩年どういう生活をしていたか知らないが、先週福岡の病院で病死した。死んで数日、家族から出版社に連絡があった。葬儀は既に家族葬で済んでいた。尚、福岡高校ではアフガンで死亡した中村哲医師と同窓。76歳.、自分と同年だ。 有名無名 静かに静かに 死んでいく。