ちゃおチャオブログ

日々の連続

6.26(水・晴れ)非道で破廉恥で滅茶苦茶なNHK反対党の都知事選立候補。



 

今までの最多を倍も上回る都知事選立候補者。昨日、都選管からの選挙公報が配布され、中を見て驚いた。というか、むしろ腹立たしい、憤りさえも覚えた。それはNHKに反対する多数のN党立候補者のオンパレードであり、選挙活動を利用した悪質なNHK攻撃だった。自分は何もNHKを贔屓にしている訳でもなく、むしろ好ましくない思いを持っているが、それにしてもこのN党のやり方はエゲツナイ。

 

NHK受信料は世帯の所得に拘わらず、一律に徴収されている。税金の場合は住民税非課税世帯など、免除されている家庭も多いが、NHK視聴料に関しては、関係なく、金持ちも貧乏人も同額料金を一律に徴収されている。政治家がよく言う、正に逆進性の最たるもので、低所得家庭に取っては税金よりも酷だ。だからN党がこのNHK強制徴収に反対するのは理解しないでもない。しかし、こうした多数立候補者を擁立して、選挙をジャックする、盗むようなやり方は卑怯で、下劣で、犯罪的ですらある。

 

この選挙公報は合計14頁あり、各頁にN党候補者の声明が掲載され、その全員の声明文の上段に「NHKに受信料を支払う人は馬鹿だと思います。立花孝志」と党首名が5倍の大文字で印刷されている。この立花は今回の都知事選には立候補していないにも拘わらずだ。彼の名前を大々的に宣伝している。その意図は不明だ。

 

これはNHKに対する悪質な嫌がらせであり、選挙公報を利用しての最大な攻撃である。56人の内、N党から何人立候補しているのか数えてみたら、19人も立候補している。滅茶苦茶だ。56人の内の3分の一、3人に一人がN党候補者とは、選挙活動を利用してのNHK潰しに他ならない。勿論NHKがこんな程度の嫌がらせに潰れることはないが、それにしても知事選の立候補の基準がどうなっているのか、自分には全く分からない。が、一人の首長を選ぶ選挙である以上、一政党から一人の候補者に制限するよう、選管から指導すべきだ。

 

以前都議選で、幸福実現党が各区に一人づつの候補者を立てて、各繁華街でチンドン屋のような踊りを踊って、衆目を集めていたが、今回のN党の行為はそれを思い出させるが、ただ、幸福党の場合は各選挙区に一人の候補者だから、少なくとも今回のN党よりは常識的だ。

 

投票の自由も、立候補の自由も憲法で保証された国民の自由であるから、誰がどんな意図で立候補しようと、その自由を制限すべきではないが、今回のN党はその自由の規範を逸脱しているものであり、こんなことを許していたら、日本の社会が壊れてしまう。総務省は、このN党なり、前回の江東区議選で犯罪行為を行った黒川率いるつばさの党など、政党要件を満たしているのか、厳密な審査が必要だ。日本を貶め、犯罪国家にしてはならない。