昼間は真夏の陽気だったが、午後から天気が急変する。通り雷。突然に黒雲がやってきて、雷を伴う。雷雨の通り雨だ。稲妻と稲穂。雷雨は稲作との繋がりが昔からあって、農家には喜ばれる。雷雨がやってきて梅雨が明けると言われる。東京地方の梅雨も、今日の雷雨で開けて行くか・・。
裏金作りは政治の世界だけの問題かと思っていたが、国からの下請け企業にもあった。民間企業では元々、袖の下、贈収賄が横行し、民間企業間であれば罪に問われることはないが、株主等の目が厳しくなって、堂々と行えなくなってきた。そこで架空取引の形で、経費を水増し計上し、余ったお金をプールして、裏金に使うようになった。巧妙な抜け道造りに長けている。
それが海自と川重の間で行われていたというから、これは明らかに税金を原資にした玉転がしだ。川重は架空の経費を上乗せし、発注側の海自の支払いを余分に多くさせていたが、その余ったお金で、海自の担当者、要人に贈賄を繰り返していた。年1億円超で、10年間にも及んでいたというから、海自側もうまい汁を吸うために黙認してきたのだろう。
まだこの程度だから、国の根幹が腐っているとは言えないが、国を守るべき国防の要が、自己の欲得の為に余分な国家財産を使わせ、その分を迂回して懐に入れている。こんな気持ちで、日本の国防は大丈夫か!
その責任を取ったのか、海自トップの酒井海幕長が期の途中で辞任する。表向きには秘密特定の取扱い不備に関しての辞任だが、彼の場合、多々問題があった。3月、宮古島で墜落したヘリ事故の具体的な調査報告がまだ出ていない。師団長死亡と言う重大事故だ。何故ヘリコプターが突然の操縦不能に陥り、僅か数分の間で海上に墜落した。その間の生々しいボイスレコーダー等、明らかにされていない部分が余りにも多い。単にローターの不具合で済ませてはならない。