快進撃をするパリ五輪、連日のゴールドラッシュで日本中が浮かれている最中、日本の市場は世界の金融から集中攻撃を受けて行けている。ボコボコにされて全くサンドバッグ状態だ。思いきり殴られている。政府日銀も打つ手なし、成されるがまま。
一昨日、日銀が政策金利を16年ぶりに0.25%に引き上げた直後には波乱もなく過ぎたが、昨日の1日から円高が急速に進み、一時148円まで上がる。僅かに1日か2日で10円近く円高になり、東京株式も売り浴びせ。昨日が1300円下げ、今日が2200円以上の下げ。過去2番目の最大幅の下げだ。この2日間の下げ率は実に10%近く。昨日のNYダウが1.2%、NSDが2.3%、韓国の3.8%の下げと比べても日本の下げは突出している。今日の終値はとうとう36,000円を割り込み、35.909円。2週間前の42,000円からあっという間に6000円も沈んでしまった。
急激な円高、株安で資産を失った日本人もかなりいるだろう。こんなひどい状態になるとは、誰も予測していなかった。専門家は今はもう誰も何も言わない。黙って見ている。植田総裁の強気の発言をハゲタカが捉え、これ見よがしに浴びせ売りを掛けている。中近東はきな臭い。米大統領も流動的だ。どっちが勝つかは蓋を開けるまでは分からない。メタにヤフがハニヤを爆殺した結果、交渉による解決の糸口を無くし、中東は更にきな臭くなってきた。世界が流動化し、混乱が深まり、紛争が止まらない。経済も破壊される。今までは成長の果実を皆で貰っていたが、これからは破壊と取り合いの中で、沈んでいく。ああ、生きていても楽し事は余りなさそうだ・・。