立憲民主党首戦、今日の最終日ギリギリで漸く20人の推薦人が集まった吉田晴美さん。吉田さんは前回衆院選で東京から出て、元幹事長の石原の息子を破った、顔立ちには似つかわないツワモノだ。テレビでは若く見えるが既に52歳。今日の午後、NHKが2時間かけて4候補の討論会を放映した。他の候補が色あせた年寄りじみているから、この中にあっては52歳でも若く見え、フレッシュだ。元コンサルタントをしていたようで、論も立つ。秋田の実家は八百屋で、子供の頃から店先に立って家の手伝いをしていたという。
前回このブログで、まだ進次郎君が立候補する前のことだったが、立候補することはもう殆ど既定の事実だった。そのブログで、石破が今回は最後の挑戦と言っていたから、今回は進次郎君、まだ若いので一歩譲って、今回は石破に総理の座を譲ったらどうか、と書いた。
その時、これも又当然の既定の事実として、立憲の野田が立候補するのは予定されていた。自分の頭の中ではこの石破と野田が国会の場で論戦したら、かなり面白いものになり、国会も活性化するだろうと、想像した。
しかし今は違う。先般の進次郎君の立候補表明の記者会見、それと今日の吉田候補のテレビ中継。この二つを見ていると、与野党対決はこの二人の若者に任せたら、日本の政治もかなり違ったものになるだろう、旧来の旧弊を打破して、新しい時代の幕開けになるだろう、という事。
当選1回の野党女性党首、これだけでも新鮮で、野党立憲の起爆剤にはなるだろうし、与野党選が終われば直ぐにも総選挙になる。吉田立憲が勢いを保ったまま自民に勝てば、日本初の女性首相にもなりうる。今日のテレビではその覚悟があるから立候補したと話していた。
過去30年、50年、一度は非自民連立政権も出来たが、直ぐに元に戻って、政治も社会も経済も沈滞ムードが漂っている。歴代総理は菅を除いて、全て2世3世で、大臣も半分以上はそうだ。江戸藩幕時代に戻ったような歴史の終わりの日本社会だ。吉田女性総理になれば、社会を変える風穴になるかも知れない。進次郎対吉田、想像するだけでも楽しくなる。