トランプが時期大統領に選任されて1週間。先週水曜日、開票直後に本人は勝利宣言していたが、民主党応援団はトランプが負けたら又イチャモンを付ける積りでいるだろうと見ていたが、結果は、トランプ圧勝で、激戦州7州全部に勝利し、全国民の投票総数もトランプがカマラを上回った。トランプ勝利で、選挙結果に対する混乱、民主側からの異議申し立ても無く、今回は4年前の死者まで出たあの大騒ぎが嘘のような静けさだ。
そのトランプとMAGAの連中、直後からバッカスのような空騒ぎで、次々と主要閣僚を任命し、歓喜の声を上げている。昨日の東証、前場は300円以上も上げていて、今日こそは4万円の大台を越えるかと期待していたが、後場急落。結果、150円安で引けたが、その原因はよく分からなかった。今日分かったのは、国務大臣に右派中国嫌いのルビオを据えるとのことで、中国への締め付けが一層激しくなるということで、中国に輸出している関連企業の株価が軒並み下がって、足を引っ張ったのだ。
東京よりももっと酷かったのは欧州で、特に中国への輸出の多いドイツ、フランスなどは大幅下げ。ドイツが2.13%414pダウン、フランスは2.9%199pダウン。イギリスイタリアも酷く下げた。
今日の東京、再び大きく下げて654円安の38,721円で終了。4万円処か、39,000円も割り込んで、全くズタズタだ。国務大臣にルビオを据えて、アメリカファーストを推し進め、貿易も何もあったものではない。他国が困ろうがどうなろうと、米国だけが豊かになればよい。貿易は急速に縮小し、貿易で成り立っている国家、日本やドイツの貿易立国を直撃している。
大統領就任は来年の1月だが、当選から1週間も経たないうちに早くもトランプハレーションで世界の市場はトチ狂っている。この先トランプから何が飛び出してくるのか、皆戦々恐々だ。トランプさん、中国憎しは良いとしても、願わくば、世界の経済を破壊しないでもらいたい。明日からの佐渡旅行、こんな状態でおちおち旅行気分にもなれない。
11月11日はSingleが4つ並び、中国では独身の日として、この日のネット販売は1年で一番多く、景気の良かった頃には、最大手アリババなどはこの1日だけで10兆円を超す売り上げがあったが、不況が長引く中国では最近この独身の日のニュースは聞かれなくなった。
代わりに飛び込んで来たニュースは、珠海市での暴走車による大量殺人事件だ。62歳の男が夫婦間のイザコザで、頭に来たようで、歩道をン暴走し、35人をなぎ倒し、殺してしまった。直後、自身も自殺を図ったが、未遂となった。気違いに刃物の典型で、日本でも随分以前に秋葉原で似たような殺人事件があり、犯人加藤智大は、歩行者天国にトラックを乗り付け、10数人を死傷させた。本人は既に死刑が執行されている。
車による無差別殺人。中国であれ、日本であれ、理由は何であっても、即刻死刑が妥当だ。こんな事件が日常起きると、おちおち歩道も歩いていられない。珠海市はマカオの隣町で、綺麗な花火と広い公園で、思い出深い土地だ。