ちゃおチャオブログ

日々の連続

11.29(金・晴れ)世も末。三菱銀、10億円窃盗事件。

 

 

今日で11月の取引終了。東京市場、最後まで浮上せず。141円安の38,208円で終了。今年も残り1か月。12月中にどこまで盛り返せるか・・。少なくとも、39,000円までには届いてもらいたい。

 

全く目を疑うような事件が起きた。銀行は一番安全で安心できる場所として、人々に定着している。大きな火災があっても金庫は頑丈で大丈夫だと。火事にも地震にも耐えられると。そんな人々の信頼が一挙に崩れた。この期に及んでも銀行はまだ隠し事が多く、詳細が公表されていないが、三菱銀行練馬支店と世田谷支店の店頭業務責任者だったベテラン行員が過去4年の間に貸金庫の中から現金、貴金属を盗んでいた。銀行発表では約60人の客の貸金庫から総額10億円以上の現金貴金属を盗み出していたという。

 

この間、銀行側は全く盗難に気が付かず、先月になって顧客からの指摘で初めて分かったとのことである。とんでもない杜撰な管理だ。4年間で10億円以上となると年平均では2.5億円以上の金品を盗み出していた。こんな大胆な犯行が白昼堂々と、銀行内で行われていたのだ。4年もの間、内部監査は元より、他の行員もこの犯罪者の不審な行動に全く気が付かなかったとは! 皆が皆節穴だ! 10億の金は一体どこに使ったのか? 生活も派手になり、日常の行動からしても、行内で浮き上がった状態になっていたと思うが、行内で誰もその不自然さに気が付かなかったとは! 支店長始め、皆能無し揃いだ。

 

銀行側の管理体制が一体どうなっているのか、信じられない思いでこのニュースを見た。世界に冠たるメガバンクがこんなお粗末態勢で、本当に日本の凋落ぶりを見る思いだ。人さまのお金を預かり、最新の注意を払って運用し、社会に利益を与える。一番安心な預け先の最も基本的な信用を台無しにした。そんな信用が維持出来ないような銀行なら、銀行の看板を下ろしたほうが良い。自分も銀行株を幾つか持っているが、こんな会社の株を持っていなくて、幸いだ。

 

恥を知れ、経営者! 本件事件が起訴されたら、洗いざらい隠すことなく事実を公表し、併せて、頭取、管理責任者は総辞職すべきだ。それ位の責任を取らないと、日本はどんどん溶けて行ってしまう。