ちゃおチャオブログ

日々の連続

12.9(月・晴れ)究極のイジメ。高野さんの追い落とし。Inaさんを囲んでの忘年会。

 

イジメは小中学生、軍隊や消防などの組織内で行われるだけでない。従業員の少ない小さな会社でも何人か人が集まれば、起こりえる。昨日殺人罪で逮捕された小平の塗装会社社長及びその従業員3人は、会社の年上の従業員を苛め抜き、遂には自殺殺人にまで追いやった。

 

先般旭川の不良未成年女児が留萌の女子高校生に因縁をつけて、旭川の渓谷の髙い橋の上から転落を強要し、殺したのと同じ構造だ。旭川事件は年端も行かぬ不良女子の蛮行だったが、こちらは普通に会社を経営している40代の社長と、同年配の従業員が50過ぎの社員を虐め、因縁をつけ、遂には進入禁止のバーが下りた踏切内に無理に入らせ、折から進行してきた電車に轢過させた。強要殺人だ。

 

報道によれば殺害された54歳高野さんは中途採用で、時々仕事にミスがあるとのことで、お仕置き的な苛めを受けていた。本人は中途採用前に一時的に生活保護を受けていて、どんな苛めを受けていても、この会社を辞める訳には行かなかった。罵詈雑言、暴力に耐えるしかなかった。複数の支配者サイドと一人のイジメ対象者。それは固定されていて、そこから抜け出ることも出来なかった。閉鎖的な小さな集落での村八分に遭ったようなもので、そこから抜け出るのは村から逃げ出す以外になかった。

 

この高野さんには長い間の被虐体験で、そこから抜け出す意欲は既に失われていた。虐められるがままになっていた。究極のイジメ、対象者を死に追いやることであり、時々、中学生のイジメの中で、泳げない相手を無理に海に飛び込ませ、殺すようなもので、進行してくる電車の前に立たせるなどは、明らかに殺す行為だった。

 

加害者の4人は自分達の鬱憤なり、ストレスのはけ口として、そのターゲットに高野さんを選んだのだが、不運だった。もう少しマシな会社、環境に身を置けば、こんな苛めに遭うことも、死に追いやられることもなかった。北海道出身と聞いているが、北海道のどこかで両親もまだ健在かも知れないし、身内や兄弟もいるかも知れない。快楽殺人者には厳重な処罰を求めると共に、行政はこうしたドツボ蛸壺のような逃げ場のない場所からの救出方策も考えなくてはならない。余りにも陰湿だ。

 

 

夕方5時から大久保中華苑で、Inaさんを囲んでの忘年会。Inaさんが仕事で上京し、丁度その機会を捉え、旧知の8人が集合し、歓談飲食。気持ちが安らぐ一時だ。殺伐とした社会、事件の絶えない世の中で、一服の癒しになる。