ちゃおチャオブログ

日々の連続

12.25(水・晴れ)縮む日本、沈みゆく日本。

 

直近の人口統計で今年の日本の出生数は70万人を割り込むとのこと。人口減少は日本に限らず隣の韓国、中国、欧州なども共通だが、結婚しない若者、結婚しても子供を産まない夫婦や一人っ子。僅かに50年程前には3人、5人、7人子供も珍しくは無かったが、この50年で人々の意識は急速に変化し、もう子供3人はニュースになる位の珍しい家族になった。

 

産めよ増やせよ、と太鼓を叩いても始らない。一部地方の市町村でやっているような直接給付、一人目には10万円、二人目には20万円、3人目には30万円の御祝い金、それでも足りなければ、一人50万円、二人100万円などと大判振る舞いをして、現実給付で増産?していかないと、イーロンマスクが言うように、日本国、日本人は地上から消えていく。

 

年間70万人を100倍すれば7000万人。人は100歳までは生きないから、平均75歳とすれば、75年後には日本の人口は5500万人程か・・。今でも毎年鳥取県位の人口が減っていて、年間では70-80万人がこの日本から消えていくが、出生数がこのまま減少し続ければ、5000万人、4000万人を割り込むのは必然だ。尤も日本人の減少に反比例して外人の居住が増えて来ていて、最終的には7000万人程で落ち着くか・・。

 

人口減少は日本に限ったことではないのだが、日本のGDPのみが極端に減っている。国のGDPは今年ドイツに追い抜かれ、来年にはインドにも抜かれて世界5位に下がる。ここから下の先進国は大体がドングリの背比べで、日本がどこかに追い抜かれる心配は当分ないが、VW工場を閉鎖するなど経済不況に揺れているドイツに尚逆転出来ないのは、日本の実力がそれしきの物を物語っている。

 

個人のGDPが先月韓国に抜かれたのは衝撃的だ。今や韓国人の方が日本人より平均的には金持ちなのだ。アジアでは既に香港、シンガポールブルネイなどに抜かれているが、その内、台湾にも抜かれることになるだろう。

OECDトップのベルギーの5分の1、米国3分の1、最下位ではないにしても、それに近い23位位だ。勿論イタリアよりも下である。お金の無い日本人は海外旅行も出来ず、金持ちの外国人をサーバントの様に迎え、歓待する。いつの間にか、江戸末期、明治の初め頃の貧しい日本になってしまった。

 

自分が生きても精々10年。それまでに国家が破産、年金破綻はないだろうが、30年先、50年先の日本はどうなっているか、全く予測できない。杞憂に終わることを願うだけだ。