国会会期中の忙しい中、総理は二日間国会を抜け出してトランプの元へ馳せ参じた。1月20日、トランプ大統領就任後、ネタニヤフに次いで日本の総理が二人目の外国首脳になる。トランプ政権にとっては世界の中で日本が重要視されている証左で、日本人にとっては誇らしいことだ。
さてその石破総理、石部金吉ではないしても、余り冗談も口にせず、正直一本鎗で海千山千のトランプとちゃんとした会談、交渉が出来るのかと、心配する向きもあったが、今日の会談を無難にこなし、まずまずの外交滑り出しだった。当初は共同記者会見、共同発表も行われない可能性もあったが、最後は二人で強い握手を交わし、お互いを褒めたたえ、エールを送って会見は終了した。
ビジネスランチも無難にこなし、USS-日鉄問題にも目鼻を付け、日米間の固い絆を約束し合って帰国の途についた。滞在時間僅かに20数時間、奥さんの代わりに岩屋外相を同行させ、期待以上の成果を土産に持ち帰ることができた。今夏大阪万博への招待も快諾され、ひょっとして又再び大阪の場で習ートランプー石破の三者会談が行われる期待も生まれて来た。よくやった石破総理。国民からのエールも送られる。
訪米直前の前日、先の財務省公文書改竄問題、森友文書の訴訟で、大阪高裁は原告勝訴とした。総理は加藤大臣に上告しないように指示し、米国へ旅立った。米国では安倍元総理以上の成果を上げて帰国する。次の問題は夫婦別姓で、この問題についても果断な判断をするだろう。自民が二分されても良いと思っているかも知れない。そうなれば大連立をするだけだと。日本の将来にとって、頼もしい総理になってもらいたい。